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晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


by icewine5

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ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)

午後は時間が余ったので当初予定していなかったドウロ川クルーズに申し込みました。
10ユーロで約50分のクルーズを申し込むと対岸の指定のワインセラー見学が無料でできるというお得なチケットです。

ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)_f0059671_0593797.jpg船着場。ここから少し上流まで遡り、ユーターンして海側まで下って元に戻ります。
この辺りは川岸にレストランや土産物屋が並んでいてとても賑やかで開放的な雰囲気です。


ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)_f0059671_0595740.jpg出発です。
何度も書いているように本当に天気がよくて川の風も心地よくて最高。
川から見る街の景色もまた視点が違って面白いものです。


ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)_f0059671_101269.jpg少し下ったところから見たドン・ルイス一世橋。間近や真下から見るのも迫力があって良いですが、遠くから見てみ橋の曲線が美しいです。


ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)_f0059671_103263.jpg河口付近までくるとさらに広々しています。
切り立っていた両側の川岸もここまでくると開けてきました。


ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)_f0059671_104933.jpgいくつかの橋の下を通って戻ってきました。
こちらが私の乗った船。ワイン樽を積んだ昔の船を模して造っているようです。
時間的にも飽きのこないちょうど良いクルーズでした。


ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)_f0059671_112519.jpg下船後は、午前中に一つだけ行けなかったカテドラルを見学しました。
これがまた立派な大聖堂で、12~13世紀にかけて建てられ、最初はロマネスク様式、その後ゴシックやバロック様式で増改築が繰り返されたそうです。


ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)_f0059671_11404.jpgこちらも塔があったので登ってみました。
午前中に登ったクレリゴス教会の塔が見えます。こちらもクレリゴス教会と同じくらい良い眺めでした。


ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)_f0059671_115922.jpgこのカテドラルは塔だけでなく内部の回廊がまた素晴らしい!
壁面の施されたアズレージョが圧巻でした。この回廊は14世紀のゴシック様式だそうです。


ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)_f0059671_121874.jpg間近でじっくり見るのもまた良いのです。
ポルトガルに来て印象に残ったことのひとつがこのアズレージョの鮮やかな青と真っ青な空。やっぱり南ヨーロッパなんだなあと実感します。


ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)_f0059671_123415.jpg回廊の2階の壁面にもアズレージョ。
増改築が繰り返されたせいか、なぜこんな何もない壁にまで装飾が?というちょっと変わった構造です。


ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)_f0059671_125575.jpg回廊以外の聖堂内の脇の部屋や祭壇でもアズレージョが見られます。


ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)_f0059671_13923.jpgこの組み合わせがポルトガルらしいです。

大変見ごたえのある大聖堂でした。
# by icewine5 | 2010-12-28 01:04 | 旅の思い出:海外

ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)

ポルト2日目は朝からサン・フランシスコ教会など主要な観光地を見て廻りました。

ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_22153989.jpgアズレージョが美しいサン・ベント駅。前日、この駅に到着したときにまず構内や駅前の教会のアズレージョを見てポルトって素敵な街だなあと思ったのでした。
ガイドブックにもちゃんと駅が観光名所として掲載されているのだからすごいです。


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_22155796.jpg駅構内のホールの前後左右の壁に2万枚のタイルでポルトガルの歴史が描かれており、作者はジョルジュ・コラコという人だそうです。

朝焼けに照らされたアズレージョもまた情緒があっていい感じです。


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_22161198.jpg駅の近くにある教会の外壁にもアズレージョが施されています。
ポルトの街ではいたるところでこのような教会やその他の建物を見かけました。


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_22163090.jpg次に向かったのはドウロ川近くのエンリケ航海王子広場。
まだ朝早い時間で観光客もそんなにいません。
この広場の中央にエンリケ航海王子の像が建っています。
王子の像の上にずっと鳩がとまっていて、まるで帽子の飾りのように見えます。
この日も本当に良い天気で空が真っ青です。


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_22164882.jpg広場からすぐ近くの場所にあるのがサン・フランシスコ教会。
14世紀のゴシック様式の教会で外観は、大きいけれどどこにでもよくありがちな地味な建物ですが、内部は金きらきんで超豪華でした。写真撮影が禁止だったのがとっても残念。


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_2217107.jpgこの建物の外観と内部の派手さのギャップが非常に大きいのです。

バロック様式の装飾が大変見事で金泥細工に覆われた彫刻がいたるところにありました。
正直、ちょっと派手すぎて落ち着かないぐらいだけど、西洋人にはこれがありがたく感じるのかなあ・・・
ここでは今回の旅で珍しく日本人の団体観光客に出会いました。


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_2217275.jpg教会外側のバルコニーから見たドウロ川。
少し高台に教会が立っているので見晴らしが良いです。


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_22175486.jpg隣のボルサ宮の見学時間待ちの間にエンリケ航海王子の生家跡カーザ・ド・インファンテを見に行きました。
中は14~19世紀に税関事務所として使われていた建物だそうでちょっとした博物館になっていました。


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_22181313.jpg続いて訪れたのはボルサ宮。
19世紀の証券取引所で現在もポルト商工会本部のオフィスとしt江私用されているそうです。
館内は職員の案内ツアーで見学可能で、撮影は禁止。
昔、裁判が行われていた「法廷の間」や今も会議などで使われている「黄金の間」などいくつかの部屋を案内してもらいましたが、「アラブの間」というアルハンブラ宮殿を模して作られたアラベスク模様のタイルで覆われた部屋はエキゾチックな豪華さが印象に残っています。


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_2218372.jpg見るべき場所がどれも近くに集まっているので午前中だけでどんどん観光できてしまいます。
というわけで、お次はクレリゴス教会と塔。
イタリア人の建築家ニコラウ・ソナーニによって18世紀後半に建てられたバロック様式の教会と塔です。


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_22185670.jpg塔の階段は255段。もちろん一番上まで登ってきました。


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_22191625.jpg76メートルの塔はポルトガルで一番高いのだそうです。
ポルトの街を一望できて気持ちがいいです。

教会内部は先ほどのサン・フランシスコ教会ほどの派手さは無いものの、荘厳で立派なものでした。


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_22195443.jpg街中で面白いポストを発見。
こういうのをヨーロッパではたまに見かけますね。日本でもたまにあるかな?


ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)_f0059671_2220932.jpgこのポストの近くのマクドナルド。
ファストフード店とは思えない立派な外観に思わず写真をとってしまいました。
ちゃんと街並みに合う景観を考えているんですね。

これでポルトの主な歴史的建造物などの観光はカテドラルを残して午前中でほぼ見終えてしまいました。
どこも徒歩で見て廻れるので、想定していたよりもさくさく進みます。
午後は再びドウロ川へ。
# by icewine5 | 2010-12-27 22:23 | 旅の思い出:海外

ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)

ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)_f0059671_23341388.jpgサンデマンのワインセラーを見学し終わり、ドウロ川にかかるドン・ルイス橋の1階部分を渡ってホテルのあるポルトの中心市街地に戻ることにしました。
川岸から見ると曲線がとても美しいです。


ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)_f0059671_23343843.jpg2階建ての橋といえばロンドン橋が有名だけど、実際に下を歩いた感じでは、このドン・ルイス橋の方が迫力あるかも。


ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)_f0059671_23345355.jpg橋を渡りきってホテルのある街の中心地に戻るには急勾配の坂道を登っていく以外にケーブルカーに乗る方法もあります。
観光客の行列ができていたけれど、せっかくだから乗ってみました。

満員のケーブルカーの窓からなんとか橋の写真を撮りました。


ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)_f0059671_23356100.jpgこの日の夕食は事前にガイドブックで調べておいたレストランに行ってみることにしました。

レストランに向かう途中の繁華街。道の両側にお店がずらっと並んでいて、なかなか賑やかです。夕暮れ時の太陽が石畳の坂道に差し込んで、情緒があります。


ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)_f0059671_23352841.jpg細い路地を曲がってレストランに到着。アバディア・ド・ポルトというポルトガル郷土料理のお店です。
ガイドブックに肉料理や魚料理などメニューの幅が広く、値段も手頃、店内の壁面にアズレージョがあると書かれていたのが決め手になりました。


ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)_f0059671_23354139.jpg入り口ではフードをかぶったマネキンがお出迎え。
まだ7時過ぎでヨーロッパのレストランのピーク時からするとちょっと早い時間帯のせいか、お客はほとんど入っていませんでしたが、入りやすい雰囲気だったので一安心。

店内は地下と1階に分かれていて、私が通されたのは1階の真ん中あたりの席。
ちょうど前のテーブルには、やはり西洋人のお一人様女性が座っていました。様子からすると私と同じく一人旅の観光客のようです。
同類がいてさらに心強くなりました。
日本だったら一人牛丼でも一人焼肉でもなんでもOKだけど、ヨーロッパのようなカップル文化の国のレストランに一人で入るというのは、お店によってはさすがに居心地が悪いこともあるんです・・・。


ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)_f0059671_2336789.jpg飲み物はドウロ産の白ワイン。
夕方サンデマンで試飲したこってり甘いポートワインに比べるとすっきりしたのみ心地で、食事にも合いました。

パンも食べたかったんだけど、メインの分量がどのぐらいか分からないので、とりあえずペンディング。


ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)_f0059671_23362132.jpg料理を待っている間に店内を観察。
店内が地下から吹き抜けになっているので、私の席からは地下のテーブルの様子をよく見えました。
最初のどの席も空いていましたが、そのうち続々とお客さんが入って、私が帰る頃には地下のテーブルも満席になっていました。


ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)_f0059671_23364063.jpg注文した料理がやってきました!
色々な種類の肉や臓物と白いんげんなどを煮込んだポルトガルの郷土料理Tripas a Abadiaです。


ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)_f0059671_23365453.jpgこれをカレーライスのように御飯にかけて食べます。
ごはんは日本のお米とは異なる細長くてパサパサしたタイプ。
前日は魚料理で失敗しましたが、今回は肉料理にして大成功♪
お肉も豆もたっぷり入ったコッテリ味はもろに私好みで、どんどんいけちゃいます。


ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)_f0059671_23371486.jpgそれにしても予想していた以上にボリュームたっぷり!いつもドイツ旅行ではこれって日本の3人前じゃないの?という量が出てきてびっくりするんですが、ポルトガルも相当なものだというのを知りました(笑)。

このお鍋の中に料理がたっぷり入っていて、最初に給仕の人が御飯をよそってかけてくれたあとは残りの御飯もお肉も自分で皿に盛り付けて食べますが、日本的感覚だとやはり3人前はありそうです。
ごはんも最初から別皿におかわりが用意されています。
これで普通の量なんだからやっぱり白人ってすごいよな~、と変なところで感心してしまいます。
これを食べると、日本のお店のごはん大盛りなんて小盛りにしか見えません。


ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)_f0059671_23373423.jpg一時期、胃が縮小していたのが、これで一気に拡張して元に戻りました^^;
鍋いっぱいの肉料理を完食です。

そういえば、前のテーブルのお一人様女性の注文していた料理もすごいボリュームだったな~。どこの国の人か分からないけれど、「こんなにあるんだ・・」みたいなやりとりを給仕としていたので、分量が多いと思ったみたいで、結局、全部食べきれずに残していました。この量で多いと思うということはドイツ人ではなさそう^^;

一人でも居心地が良くて、料理もワインも美味しくて、大満足のレストランでした。
やっぱり食べ物やお酒が美味しいとその街がさらに好きになるものですね~。
# by icewine5 | 2010-12-08 23:43 | 旅の思い出:海外

ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)

コインブラを昼過ぎに出て1時間半ほどでポルトガル第二の都市ポルトに到着です。
今回訪れた3都市の中では最も気に入ったのがこのポルト。
リスボンも素敵な街でしたが、ポルトガルを訪れる前に思い描いていたポルトガルのイメージに近かったのがこのポルト。なにしろ国名のポルトガルの発祥の地ですからね。しかもポルトガルを代表するポートワインの産地だし♪
郷愁を誘う古い石畳の街並と建造物に施された鮮やかなアズレージョ、開放的な港町の要素がミックスされて、どことなく懐かしさを感じさせてくれます。ステレオタイプなポルトガルらしいイメージがある街といったところでしょうか。

ホテルに到着したのは3時過ぎ。この日はドウロ川を挟んで旧市街の対岸にあるポートワインセラーに行ってみました。
以前、ポルトガル旅行をした妹に、ワインがものすごく美味しいから是非飲むべし!と聞いていたので、とっても楽しみでした。

ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_23531623.jpg旧市街から対岸に行くには二重構造になったドン・ルイス橋を渡ります。エッフェルの弟子によって1886年に建造されたそうです。

この日は橋の上層階を渡って対岸に行きました。
ガイドブックや旅行パンフレットのポルトの写真といえば、たいてい橋の麓の波止場からこの橋を背景にした街並みといった構図が多いかと思いますが、橋の上からの眺望もこれまたとても良いのです。
こちらは海に向かう川の河口側とポルトの旧市街。とても開放的で美しい景色です。


ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_23533768.jpg上流側も切り立った崖にワインセラーや古い建物が建っていて、その奥にも橋が架かっています。


ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_23535061.jpg旧市街の対岸にはワインセラーがぎっしり。


ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_2354271.jpg橋を渡りきってから急勾配の細い坂道を下って対岸の川岸にやってきました。
やっぱり海や川に古くて美しい街のある景色っていいですね~。心が安らぎます。

川沿いにはポートワインの工房が並んでいてカフェもあったりしてとても賑やかで大勢の観光客が対岸の街並みを眺めながら寛いでいました。


ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_2354175.jpgこの日見学したのは、ポートワイン工房の1つサンデマンです。
1790年にジョージ・サンデマンが創設した老舗ワインセラーで、黒い学生マントと騎士帽をかぶったシルエットのラベルが特徴。


ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_23544646.jpgサンデマンに限らず他のワインセラーも一般向けにポルトガル語や英語、フランス語などの見学ツアーがあるので、それに参加することになります。
サンデマンでは、ラベルにもなっている黒いマントと騎士帽をかぶったガイドさんが案内してくれます。残念ながら日本語ツアーはないので、英語ツアーに参加することに。


ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_23562079.jpgツアーの流れはワイン工房内をガイドの案内に従って見学した後、ポートワインやサンデマンについてのビデオを鑑賞し、最後にポートワインを試飲することができます。


ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_2357383.jpg私の貧しい英語力では多分半分ぐらいしか理解できてなかったと思いますが、ポートワインの歴史、3種類のポートワイン(ホワイト、ルビー、トウニー)とそれぞれの作り方の違いや、どんな食べ物に合うかなどを説明してくれました。

実はポートワインの名前だけは以前から知っていたものの、具体的にどんなものかは、今回初めて知りました。酒精強化ワインの一種(一次発酵の途中、糖度が一定のところに達したところでブランデーを加えて発酵を止める)だったのですね。


ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_23563959.jpgワインセラー内は日本酒の酒蔵にも良く似ていて大きな樽に熟成中のワインが貯蔵されているそうです。
アルコールの良い匂いが漂っています。
この樽の大きさもワインの種類によって違うそうです。


ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_022423.jpgワイン樽以外にさらに奥の部屋にはヴィンテージワインも保管されていて、古いものだと1904年なんてのもありました。一体どんな味なんだろう??
見学者の一人が「こういう古いヴィンテージは試飲させてくれないの?(笑)」と冗談半分にガイドさんに聞いてみんなの笑いを誘っていましたが、さすがにそれは無理でしょう^^;。

一通り見学が終って、これまでのおさらいも兼ねてビデオ鑑賞。ポートワインに使われる葡萄が栽培されているドウロ川中上流の様子なども見ることができました。


ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_23573397.jpgそして、一番のお楽しみの試飲です。
私たちの見学班は閉館間近だったので、試飲室はすでに空いていましたが、ここに見学に入った時はお客さんでいっぱいでした。


ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_23575114.jpg試飲はルビーとトウニーの2種類。どちらも甘くてとっても美味しいワインでした♪あ~、もっと飲みたい!
デザートワインとして飲む場合がある点ではアイスワインとも共通していて、甘さにも似たところがあります。HNをポートワインに変えたくなってきた(笑)。


ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)_f0059671_2358846.jpgというわけで、ルビー、ホワイト、トウニーの3種類を購入しました。

ですが、これには後日談があって実は残念なことに帰る飛行機のスーツケースの中でホワイトが破損してしまったのです(涙)。
衣類や新聞紙でくるんで割れないように梱包したんですけど・・・。まあ、被害が1本だけで済んだからまだ良かったと思うしかありません。
昔みたいに機内持ち込みができれば問題ないんだけど、今はそれができないから海外でワインを購入した際はよほど厳重に梱包しないと駄目だと改めて思い知らされました。

とにかく、ワインセラー見学は日本の酒蔵見学と同じく、実際に酒樽やヴィンテージワインも見れるし、美味しいワインも試飲できるし、アルコール好きにはとても楽しい場所でした。
これに味をしめて実は翌日も別のワインセラーに行ったのですが、それはまた別エントリーにて。
次はポルト一日目の夕食です。
# by icewine5 | 2010-11-16 00:05 | 旅の思い出:海外

ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)

ポルトガル旅行3日目です。
この日はお昼過ぎの列車でコインブラからポルトに行く予定なので、午前中に前日行けなかったモンデーゴ川の対岸に行ってみることにしました。

ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_23543524.jpg最初に訪れたのは新サンタ・クララ修道院。モンデーゴ川の洪水を避けるために17世紀から18世紀にかけて建てられた修道院だそうです。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_2355029.jpg朝9時の開館までの間、修道院前の庭で待つことにしました。
前日訪れたコインブラ大学のある丘とは川を挟んだ丘の上に建つこの修道院。対岸の景色が良く見えます。

それにしてもこの旅行では毎日、晴天続きでありがたいことです。この日の日中も本当によく晴れて空が真っ青でした。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_23551598.jpg庭にはディニス王の妻イザベル王妃の大きな像が建っています。

開館と同時に教会に入りました。川の対岸を訪れる観光客はあまりいないのか私以外地元の人が一人二人いるだけで本当に静かなので、とても厳かな感じがしました。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_23553644.jpgこの修道院もやはり教会背後に回廊があるようなので、入ってみることにしました。
祭壇脇の売店兼チケット売り場に行ったところ、単にチケットを買って入っていけばいいのかと思いきや、他の見学客が誰もいなくて係りの人が奥の暗い部屋の扉をいくつか開けて回廊まで案内してくれました。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_2356326.jpg回廊まで来たところで、戻る際はもしも回廊に他に見学者が来なかった場合は、途中の部屋の扉を全部閉めてから元に戻るようにと言われました。
なんだか普通の人の多い観光場所と違って面くらいます。

でもそのかわりにこの広い回廊を独り占め。朝の静かな回廊を一人ゆっくり歩く気分はなんとも爽快です。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_23562287.jpg回廊の様式は前日見たサンタ・クルス修道院とも似通っています。私は教会の豪奢な祭壇よりもこういう回廊の静謐な雰囲気の方がなんともありがたく感じるし落ち着くなあ・・・

そうこうしているうちに他に一組、見学客が来たのでそろそろ退散することにしました。途中の暗い部屋の扉も閉めずにすんだので、ホッと一安心。だって、途中の部屋は薄暗くて正直ちょっと気味悪かったもんですから・・・


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_23564431.jpg修道院のある丘を下って次に訪れたのは「涙の館」。
ここに来るまで知らなかったのですが、14世紀のポルトガル王ペドロ1世は彼の妻の侍女イネス・デ・カストロの悲恋物語がよく知られているそうですね。
この場所はまだ王子だったペドロがイネスと愛を語らった場所だそうです。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_2357116.jpgその奥には涙の泉と呼ばれる場所があり、ペドロとイネスの恋愛を知った父王とその家臣によって、この泉でイネスがのどを切られて殺害されたとのこと。
ガイドブックに、泉の底にある赤い石はイネスの血で染まったものだとの言い伝えがあると書いてあり、恐る恐る近づいてみたところ、確かに赤い!(写真を撮るのはなんだか気がひけたのでやめました・・・。)
こういう悲しい言い伝えを知らなければとてものどかで素敵な場所なので、はるか昔にそんな悲劇がここで起こったとは信じられないぐらいです。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_23572420.jpgさて、そのイネスの遺体が安置されていたのが旧サンタ・クララ修道院です。
ここは1286年に建てられたのですが、モンデーゴ川の洪水により17世紀に閉鎖され、先ほど訪れた丘の上に新サンタ・クララ修道院が建てられました。
旧修道院の方はその後荒れ果てていたそうですが、改装工事によって昨年から見学できるようになったようです。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_23574268.jpg修道院の建物そのものは外の道路から良く見えていたのですが、入り口がどこだか分からない!
周辺をぐるぐるまわってなんとか見つけました。
ヨーロッパの史跡などではよくあることだけど、入り口はとっても地味だったりするので、ここも最初、本当にここが修道院の入り口なの?と思ってしまいました。ここも通りには人が全然いなかったし。

中に入ると意外に充実した施設で一体どこから湧いて出たのかと思うぐらいお客さんが入っていました。
手前は遺跡から発掘された出土品などの展示や修道院の歴史を説明する博物館になっていて、それを一通り見学するとその先が修道院への順路になっていました。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_23581138.jpg最初、まだ修復中のようだし、遠くから建物を見られるだけかと思ったら、ちゃんと内部にも入れるようになっていました。
当時の装飾などはもちろん何も残っていなくてまさに遺跡の状態で、こういう教会の遺構を見るのは初めてだったので珍しくて面白かったです。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_23583814.jpg説明看板によるとロマネスク様式とゴシック様式を併せ持った建築だったようで(多分?)、手前には相当な大きさの回廊があったらしいです。
教会内部は仮設の階段を登って上から見下ろすこともできます。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_23585926.jpgこの修道院が思っていた以上に楽しくてあっという間に時間が経ってしまい、そろそろ駅に行かなくてはならない時間。
修道院を出てもう一度、外から眺めてみました。こうやってみるとこぢんまりしているんですけど、中は案外大きいものなんですね。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_2359207.jpg対岸のコインブラ大学のある丘もよく見えます。今日もとっても良い天気♪


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_23594245.jpg昼食は街中のパン屋さんで美味しそうな菓子パンを買って早めにコインブラB駅に行って食べることにしました。
人も少なくてのどかな駅。静かだし気候も良いので、駅のベンチでパンをかじるにはちょうど良かったです。


ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)_f0059671_23595952.jpg右上はポルトガルの名物パスディシュ・デ・ナタ。コインブラに限らずポルトガルの街のパン屋さんではしょっちゅう見かけました。
もうこれが絶妙に美味しいのです。カスタードクリームがたっぷり入っていて、もろに私好みの味♪今、思い出しても唾液が出てくるぐらいです。
この後も何度かお昼やおやつに購入しました。

左のでっかい丸いのもやはり卵を使ったものでナタと同系統の菓子パンです。これもかなり重量があって食べ応えがあります。
お腹が空いた状態だったので、ついつい買いすぎてしまいました。う~ん、ちょっと食べすぎかも。
でも美味しすぎて幸せ(笑)。

これで短い滞在でしたが、コインブラともお別れ。午後からはポルトに向かって出発です。
# by icewine5 | 2010-11-15 00:02 | 旅の思い出:海外