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晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


by icewine5

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パリ・オペラ座バレエ団「パキータ」鑑賞

前から楽しみにしていたパリ・オペラ座バレエ団、4/29のマチネに行ってきました。
もう、最高に美しい!今まで観たどのバレエよりも美味しくて、幸せなひと時でした。

パリ・オペラ座バレエ団の舞台は映画「エトワール」を見て以来、是非、生で観劇したいと思っていました。

「エトワール(etoile)」は、フランス語で「星」の意味、文字通りスターダンサーなわけですが、映画は、実際のエトワール達の生の声や、頂点であるエトワールを目指し、実際の若きダンサーたちが過酷な競争の中で、切磋琢磨する姿がドキュメンタリー形式で綴られていました。
この映画を見ると、「パリ・オペラ座」という優雅で華やかな舞台の裏で、彼らがいかに禁欲的な生活と想像を絶する努力をして、バレエに人生を捧げているか、バレエに対する限りない情熱を持っているかが分かり、圧倒されました。まさにスポ根の世界です。

そして、パリ・オペラ座バレエ団の場合、このエトワールを頂点に、以下プルミエ・ダンスール、スジェ、コリフェ、カドリーユと完全な階級制度になっているのが、いかにもフランスらしいところ。


eプラスのパリ・オペラ座特集では以下のように説明されています。
1661年、バレエを愛した絶対君主ルイ14世によって創設され、345年という最古の歴史をもつパリ・オペラ座バレエ団は、伝統と絶え間ない革新により世界のトップに君臨するバレエの殿堂だ。ここで踊るのは激しい競争を勝ち抜いてきたエリートたち。幼少時から全寮制のバレエ学校で厳格な教育を受けた生徒のうち、ごく少数のみが入団を許され、団員となってからも毎年の試験によって群舞からソリストへと階級を昇らねばならない独特のシステムを持つ。そのピラミッドの頂点に輝く“エトワール”(=星)は、舞台で燦然と輝き、観客を酔わせることのできる、文字通り天性のスターだけに与えられる絶対的な称号なのだ。
<eプラス「パリ・オペラ座バレエ団2006年日本公演特集」より引用>

このエトワール達の演技は昨年、東京で地震が起きた日のエトワール・ガラ(このチラシの写真がまためちゃくちゃ格好いいんだな♪)で、小作品を鑑賞したのですが、やはり通しの演目の方が見ごたえがあって良かったです。

さて、今回見た演目は「パキータ」



振付:ピエール・ラコット
音楽:エドゥアール・マリ・エルネスト・デルデヴェズ/ルートヴィヒ・ミンクス
キャスト:パキータドロテ・ジルベール(パキータ)
    :ジェレミー・ベランガール(リュシアン)

舞台は、18世紀、ナポレオン占領下のスペイン。
ジプシーの娘パキータとフランス人貴族の将校リュシアンが恋に落ち、すったもんだの末(笑)、実はパキータがリュシアンの父の兄であるシャルル・デルヴィイーの忘れ形見であることが分かり、リュシアンとパキータは晴れて結ばれ、めでたし、めでたしというとても分かりやすいお話。

今回は、出演予定だったエトワールのマチュー・ガニオの演技を見るのを楽しみにしていたのですが、怪我のために代役のジェレミー・ベランガールとなり、エトワールが出演しない舞台となってしまったのは、ちと残念でした。
代役のジェレミー・ベランガールは、賛否両論あるみたいですが、私のような素人からすれば、彼でも十分満足できましたし、本当に美味しいご馳走を目で食べたような舞台でした。

ダンサーの踊りが素晴らしいのはもちろん、まず目を引いたのは衣装です。
この色使いのセンスは、ちょっと他のバレエ団とは比べ物にならない感じ。さすがおフランスです。
群舞のダンサーの衣装が一見、みな同じに見えるのだけど、実は微妙に柄や色が違っていたりして、それがどれも本当に美しい。
いかにもバレエです、という感じの派手な色使いではないけれど、決して地味ではなく、むしろ非常に豪華に見えるのは本当に感心します。
そんな所は日本人の色彩感覚と合うものがあるのかも。
衣装の形そのものはバレエのものだから参考にならないけど、微妙な色使いや柄はそのまま普段、自分が服を選ぶ時に本気で見本にしたいと思いました。

あとは、なんと言っても踊りが美しいこと。
なにしろ、よりすぐりのスタイルも顔も才能も抜群の美男美女ですからねぇ(ため息)

今回は男性ダンサーの群舞にうっとりでした。(笑)
特に、フランス将校達の群舞が、粋ではつらつとしていて、もう最高!双眼鏡で熟視してしまった。
今迄、女性ダンサーの群舞に見とれることはあっても、男性の群舞はそこまで感激することはなかったのですが、もうとにかく一人、一人、全てが美しい、そして、若くてぴちぴちして本当に可愛い(アホですね^^;)
なんといっても、平均年齢25歳、世界最古のバレエ団は、世界で最も若さのあるバレエ団でもあります。

あと、今回新たに見つけたお気に入りは、1幕のパ・ド・トロワのエマニュエル・ティボー。黒い巻き毛の美青年です。
私はどのダンサーがどうこうとかいった贔屓があるほど、マニアではないので、踊っている時は全然、名前も分からなかったし、正直、誰の踊りでも上手く見えるのですが、そんな私でも「何!?このすばらしいジャンプは!なんちゅう、ピチピチした幸せそうな美青年なんや~~」と一際目立っていた彼に注目してしまいました。
あとで、プログラムを調べてエマニュエル・ティボーだと判明。
あちこちブログめぐりをしていると、この人、かなり人気があるみたいですね。

いや~、こんなに美しい舞台だと分かっていたら、白鳥の湖もやっぱりチケット取るんだった・・・もう何度も見ているからいいやと思ったんだけど。
それに、色んなブログを拝見すると、オレリー・デュポンのパキータもすごく評価が高いようなので、やっぱりエトワールの演技も見たかったというのがあります。次回の公演に期待かな。

他にも素晴らしいバレエ団は数多くあれど、パリ・オペラ座バレエ団には何か特別なものがあるような気がした今回の舞台でした。
by icewine5 | 2006-05-02 00:42 | 観劇・音楽鑑賞・博物館