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晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


by icewine5

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愛之助さん見たさに6月大歌舞伎(追記あり)

タイトルの通り、愛之助さんを観るために先日は6月大歌舞伎昼の部、「君が代松竹梅」と「双蝶々曲輪日記」を幕見席で観てきました。
愛之助さんが出るのは「君が代松竹梅」の方ですが、12分の短い演目ということで次の演目とセットで800円となっていました。

これまで3回の歌舞伎観劇経験のうち、2回は幕見席、1回は3階A席で、前回の感想では幕見で充分といった事を書いたように記憶していますが、今回、ちょっとその考えが変わりました。
3階席は、舞台全体を見渡すには良いのですが、幕見ばかりだと結局私のような超初心者の場合、いつまでたっても遠くで、綺麗なフィギュアが動いているようにしか見えなくて、全然、鑑識眼が進歩しないのです。
一応、双眼鏡も持ってはいたのですが、レンズ越しに見ると今度は他の役者さんの動きが見えないし、役者の微妙な表情を見たり、細かい演技を観察しつつ、全体も把握するには辛いものがあるなあと思い始めました。
やはり、本当に楽しむためには一度ぐらい花道の見える1階席で観ておいた方が少しは進歩するかも・・・というのが分かっただけでも、今回行った甲斐がありました。



で、少しはまともに感想を書きたいところなのですが、はっきり言ってしまうと、「君が代松竹梅」、残念なことにほとんど印象に残ってません(涙)
ストーリーものではなくて、御祝儀舞踊だったということもありますが、内容が気に入らなかったとか、良くなかったというのではなく、単に最初の演目でしかも上演時間の短いものだったというのが主たる原因です。
最初の10数分は、遅れてくるお客さんが次から次に入ってくるので、後ろの幕見席に座っている私は、落ち着いてみる事ができませんでした。
とにかく視界が遮られるたびに体を左にやったり右にやったり、「あ~もう!早く座ってよ!」と内心イライラしているうちに呆気なく終わってしまいましたのが、ちょっと癪。
この演目が一番最初になっているのは、素人でもまあ納得はできるのですが、遅れてくるお客さんがいることを考えると、せめてもうちょっと長めの演目を最初に持ってきてくれる方が観る側としては助かるんだけど・・・

孝太郎さんの竹の姫はさすがに衣装ですぐ判別がついたのですが、遠くからだとお恥ずかしいことに松の君と梅の君はどっちがどっちだか、しばらく見分けがつきませんでした。
双眼鏡で舞台をチェックしては手元の筋書の写真と照らし合わせて・・・と、せわしないことこの上なく、しかもお客はワラワラやってくるわで、愛之助さんをじっくり鑑賞する(笑)どころではなく、観る環境としては駄目駄目でした。

う~ん、幕見がベテランの席でもあるというのがよく分かりました。ストーリー性のあるものなら、遠くても分かるけど、踊りの場合、初心者じゃ舞台まで遠すぎて判別がつかないですもん。
イヤホンガイドも借りていたのですが、そんなこんなで解説内容も全く覚えていないし、できればもう一度きちんと観たいところです。

2作品目の「双蝶々曲輪日記」の方はお客さんの出入りも落ち着いたし、内容も世話浄瑠璃ということで、それなりに楽しめました。
なんといっても好きな相撲ネタだったので、興味深かったです。
昔から力士のご贔屓筋関係というのは複雑だったりするのや、それに絡んで八百長も行われていたなど、江戸時代の相撲風俗がよく分かりました。ちなみに、江戸時代の相撲観戦って女人禁制だったのですねぇ。いや~今の時代に生まれてよかったです(笑)

人気力士・濡髪長五郎(幸四郎)は貫禄があって恰好良かったのはもちろん、染五郎さんが一人二役で演じる素人角力・放駒長吉と山崎屋の若旦那・与五郎がどちらもコケティッシュで私的にはツボでした。
与五郎は「つっころばし」の典型的な役どころらしいですが、もうこれが笑えた~
人気力士・濡髪の着物を借りて着せてもらうんだけど、でかい力士の場所着を着せられて、重さに耐え切れずにヘナリとその場に崩れ落ちてしまうぐらいのナヨナヨぶり。
しかも呆れるぐらいのお人よしで褒められると自分の着物をホイホイ人にやってしまって、老舗のボンボンぶりが良く出ていました。
また、小柄で敏捷な放駒は、性格は違うかもしれないけど、イメージ的には舞の海を髣髴とさせるものがありました。

こうやって観てみると、やっぱり、踊りより世話物の方が自分にはしっくりくるような気がします。
時間が許せば、せっかく愛之助さんが出ているんだし、「荒川の佐吉」も観たいところです。

追記:
rukoさんのkabuki雑記帳でとっても詳細なレポを掲載してくださっていて、大変興味深いです。
by icewine5 | 2006-06-09 00:58 | 観劇・音楽鑑賞・博物館