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晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


by icewine5

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ペルーの旅(マチュピチュ:ワイナピチュ登頂)

この調子でだらだら書いていると一体いつになったら終わるのやら・・・
そういえば最近、新選組ネタを全然書いてないなあ。ちゃんと毎週、週刊朝日も購入しているし、MusiGも時々見ているし(これは新選組とは関係無いですね 汗)、オタクであるのは変わっていませんが、ペルーにW杯にと、プライオリティが下がり気味です。

ペルーの旅(マチュピチュ:ワイナピチュ登頂)_f0059671_1105930.jpgさて、マチュピチュ。
前述の日の出を見た後、標高2690メートルのワイナピチュに向かいました。遺跡の市街地部分とは約300メートルの高低差です。
ワイナピチュは写真でも分かるようにかなり険しい山ですので、入山の際には入り口の小屋で名簿に名前と入山時間を記入するようになっています。
また、あまり多くの人がいっぺんに登ることはできないため、或る程度の人数で入山制限をするようです。

ちょっと心配だったのは靴。旅行前の予習が足りなかった私は運動靴ではなく、いつも旅行の時に愛用している革靴を履いていました。
前日、ガイドさんにこの靴で大丈夫か確認したら「う~ん・・・・」と、あまりお勧めできないようでしたが、とにかく滑らないように慎重に登るよう心がけました。

最初は緩やかな下り坂でしたが、その後すぐに険しい石の山道になります。
人ひとりが通れるぐらいの細い道ですが、気をつけて歩けば崖から転落する心配はあまりないかと思います。登山経験が無くても、体力さえあれば充分に登れる山道です。
とはいえ、急であるのは確かで、途中、ロープにつかまりながら登る箇所もいくつかありました。
NHKの「探検ロマン世界遺産マチュピチュ」でもレポーターのアナウンサーがワイナピチュに登っていましたが、映像では一番きつい場所が映されているようでした。

ペルーの旅(マチュピチュ:ワイナピチュ登頂)_f0059671_115166.jpg段々標高が高くなってくると、遺跡の全景が見渡せるようになってきました。前日、ビューポイントで見たのとは反対側からの景色です。
こうやって見ると、マチュピチュが本当に山と山の間の尾根に建設されたのがよく分かります。
完全な対照形ではないですが、幾何学的な美しさが感じられました。
この景色、頂上に近づくにつれて、当たり前ですが段々小さく、遠くなっていくんですね。




登り始めて1時間弱、頂上が近づいてきました。
もう汗ボトボトです。この辺りは一日の気温差が激しくて、早朝出かける時はカットソーに冬モノのカーディガン、春秋モノのニットの上着を着ていたのですが、もうこんなの着てられません。

ペルーの旅(マチュピチュ:ワイナピチュ登頂)_f0059671_1153869.jpg驚くべきことに、こんな高い所にまで段々畑があるんですね。先述の探検ロマン世界遺産では、神に捧げるチチャの原料であるトウモロコシを栽培していたそうですが、ここまで毎日、農作業しにくるだけで大変だよ~

頂上の一歩手前は岩だらけで、一番上にたどり着くにはごつごつした岩と岩の隙間を這いつくばってくぐりぬけ、梯子を登って・・・着いた~!頂上です。

ペルーの旅(マチュピチュ:ワイナピチュ登頂)_f0059671_11621.jpg眺めは最高に良いですが、高い所が好きな私でも真下を見るのはかなり怖かったです。
なにしろ、平らな足場がなくて、畳一畳程度の大岩がいくつもごろごろしていて、その上でバランスをとるような場所ですから。
前日に聞いた話しでは、このワイナピチュの頂上で当時の建築責任者が設計を確認していたらしいです。確かにここからだとマチュピチュの全景が見渡せるので、監督するには良い場所ですが、ここまで上がってくるのが大変です。言わば毎日の通勤で1時間かけて急な山を登るってことですもんね。

ペルーの旅(マチュピチュ:ワイナピチュ登頂)_f0059671_1171255.jpg岩の先端にお尻をつけたままズルズル移動して、頂上からのマチュピチュ遺跡の全景を撮影。
不安定な場所にいる恐怖心は置いといて、この眺めに気持ちを集中すると、ホント素晴らしいです。途中で見た時よりもさらに遺跡が小さくなり、そのかわりに空がとても近くに感じられました。

インカの人々はよくこんな場所に都市を築いたなあとあらためて感心してしまいます。
建築学の知識だけでなせることではなく、神への強い信仰心が無ければ出来ないことだと思います。
ペルーの旅(マチュピチュ:ワイナピチュ登頂)_f0059671_1173387.jpg先っちょの岩の上で瞑想している女性がいましたが、そうしたくなる気持ちも分かります。
山と空と太陽と遺跡、そして人間が一体となっているような不思議な感覚です。自然の万物に神や宿るとの考え方は日本でも古来からありますが、インカ文明もそれに近いものがあるように思いました。

それにしても、私の革靴、卑弥呼で買った何の変哲も無いものですが、頑張ってくれました。後で考えるとこれでよく登れたなあと思います。Kちゃんには、「帰ったらその靴、奉納しないと!」と言わたぐらい(笑)

頂上からの眺めを充分に堪能し、太陽の光も充分に浴びて、下山しました。最初に通った入山小屋まで到着し、下山時間を記入して無事終了です。
昨日、下から見ていた時はちょっと無理かなと思ったりもしましたが、チャレンジして本当に良かったです。
時間があるならワイナピチュは絶対にお勧めです!

今度は、ワイナピチュとは反対側のインティプンク(太陽の門)へ向かいます。
by icewine5 | 2006-07-14 01:20 | 旅の思い出:海外