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晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


by icewine5

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遅ればせながら祇園祭宵山

ちょっと時期を逸してしまいましたが、先日、初めて見た祇園祭宵山の感想です。

最近の京都訪問はいずれも新選組がらみ。今回も間接的ではありますが池田屋事件とは切っても切り離せない祇園祭ということで、結果的には新選組がらみとなりました。
ただ、今回はオタ的要素はほとんど無くて(笑)、ごく普通にお祭見物をしたと言っていいでしょう。32の山鉾を全部見て回りました。

まずは京都駅の観光案内所でパンフレットをもらい、地下鉄で四条駅へ。
四条通の交差点に出た途端に雨が激しくなり、すぐ近くの長刀鉾まで行ったはいいものの、雨宿りしようとする人の波でにっちもさっちもゆかず、しばらくの間、軒下で雨が小降りになるのを待ちました。

雨宿りの間、眺めていた長刀鉾には既に巡行用の豪華な前掛けなどの装飾が施されていたのですが、雨よけに透明のビニールカバーがかけられていました。一応、織物の柄は見えるのですが、やっぱりこれは晴れた日にじかに見たかったな・・
雨が止んでから、まずは四条通りを挟んで北側にある山鉾から順番に見ていきました。

遅ればせながら祇園祭宵山_f0059671_22154098.jpg四条通りの山鉾は長刀鉾をはじめ、月鉾、函谷鉾などいずれも大型のものばかりですが、狭い通りにある山鉾は、思ったよりもこじんまりしていました。
ほとんどの山鉾はまだ装飾がなされておらず、装備品はすぐ近くの町屋に別途展示されていて、見学することができます。
ゴブラン織、西陣織など豪華な前懸や、鉾の上に設置する御神体(人形)など、それぞれ特徴がって見ごたえがありました。

いくつかの山鉾は上に登ることもできました。
長刀鉾のように男性しか登ってはいけないものもありますが、他の山鉾は大抵、女性も登ることができるみたい。
山鉾に登らせてもらうためには、拝観料として300円~500円払う場合と、各山鉾で売っている「ちまき」や「護符」を購入する場合とがあります。

遅ればせながら祇園祭宵山_f0059671_22161160.jpgこのちまき、私は最初、てっきり食べるちまきだと思っていたのですが、厄除けのお守りのことで、宵々々山から宵山までの3日間だけ販売されるのだそうです。
説明パンフレットには以下のような説明がありました。
「目に入りやすい門口などに吊るして翌年の祇園祭に新しい「ちまき」と取り替えるまで疫病災難除けとして飾っておきます。」(「祇園祭宵山・巡行ガイド2006 発行/祇園祭宵山会議」より引用


というわけで、私も菊水鉾のちまきを購入して部屋に飾りました。
せっかくちまきを購入したし、この菊水鉾にも登りたかったのですが、あまりにも行列が長かったので諦めました。




見学可能な山鉾は町屋の2階の窓から掛け橋が設置されていて、そこから山鉾に移れるようになっています。月鉾とか函谷鉾とか四条通りに置かれている大規模な山鉾は人気も高いようで長蛇の列ができていました。これらも登ってみたかったんだけどなぁ・・

遅ればせながら祇園祭宵山_f0059671_22182466.jpg実際に登った南観音山と鶏鉾では、どちらもちょうど祇園囃子を演奏中でした。
楽器は笛、鉦、太鼓の3つ。演奏者は全員男性で、子供から年配者まで狭い山鉾内の淵をぐるっと取り囲むようにして座って演奏していました。
その内側を見学者が一回りできるようになっていますが、すぐそばで演奏される鉦の音がかなりのボリュームで、鼓膜にビンビン響きました。
遠くで聞いていると、風鈴の音のようにのんびりした音色ですが、さすがに側で聞くと意外な迫力があるものなのですね。

遅ればせながら祇園祭宵山_f0059671_22185195.jpgこちらは、山鉾の上から見た人だらけの通り。雨のため例年よりもお客さんは少なかったとはいえ、この混みようです。なんだか「新選組!」を思い出させる光景です。


遅ればせながら祇園祭宵山_f0059671_2226849.jpg日が暮れてくると、更にお客さんも増えて広い四条通りが人で埋め尽くされました。
宵山は日中でも山鉾を見て回る事ができますが、やはり夜の方が提灯も灯って昼間よりもずっと風情があるように思います。


遅ればせながら祇園祭宵山_f0059671_2221214.jpg幕末歴史好きのオタージョ(笑)として、「おぉっ!」だったのが、こちら大船鉾の懸装品。
現在の祇園祭では船鉾は1つだけですが、かつてはもう1基の大船鉾があって、蛤御門の変で焼失してしまったのだそうです。
今年は、舵の形をした金ぱく刺しゅうの水引、前掛など鉾を飾っていた当時の懸装品が公開されていました。

遅ればせながら祇園祭宵山_f0059671_2222153.jpgもう1つの楽しみは屏風祭。
宵山の期間中に町内の旧家や老舗が所有している屏風や掛け軸を公開しているのですが、こういう伝統の美術品がいまだに残っているところが京都らしいです。

32基全てを見終わって四条通りを後にしたのは午後10時でしたが、お客さんはまだまだ引きそうにありませんでした。
ちょうど帰り際に四条通りを長刀鉾から順番に小さな屋台に鉦や太鼓を吊るしたお囃子方が八坂神社方面に向かって囃子を演奏しながら進んでいきました。
一体、何の行事なのかその時は分からなかったのですが、後から調べたら日和神楽というものでした。翌日の山鉾巡行が晴天であることを祈るための行事だそうです。
まだまだ続くお囃子に名残を惜しみながら家路に着いたのでした。
by icewine5 | 2006-07-30 22:32 | 旅の思い出:国内