晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。
by icewine5
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ペルーの旅(お祭の日のクスコ):完
ペルーの旅記録、久しぶりに再開です。
かつてインカ帝国の首都であってクスコについてです。
標高3399メートルで富士山より少し低いところに位置しています。
やはり空気が薄いこともあって、着いた直後は少し息苦しさを感じました。アルコールは控えめに急な動作や走ったりはしないことが基本ですね。
盆地であるクスコはケチュア語で「へそ」という意味だそうで、確かに山の方から市街を見下ろすとへそだというのが頷けます。
クスコではちょうど太陽の祭り「インティ・ライミー」の期間中で、街の中心地のアルマス広場は大勢の人が集まってパレードを待っていました。
最初に訪れたサント・ドミンゴ教会でも中庭にインカの旗が掲げられ、お祭の準備が進められていました。
さて、このサント・ドミンゴ教会は、インカ帝国時代にはコリカンチャという太陽の神殿だったところです。その後、征服したスペイン人が神殿を壊して、その上に建てられたんほが現在の教会です。
ここの見所は、インカ時代の神殿土台です。
精巧に花こう岩を組み合わせて作られた土台部分は、耐震性も考えられたもので、スペイン征服後に起こった地震で教会部分は崩壊したにもかかわらず、インカの石の土台はびくともしなかったそうです。もう、日本のマンション設計者もインカの技術を見習った方がいいんじゃないかと思ってしまいました。
写真の壁も本当にぴったりと石が積みあがられており、何度も言ってますが建築技術の高さには驚かされます。
壁面の台形のくぼみには、インカ帝国時代は金銀の像が設置されており、神殿全体も黄金で装飾されていたそうですが、スペイン人がそれらを奪い去ってしまったとのことでした。
もう1箇所、インカの石組みの精巧さを示すのが、アルマス広場の近くにある「12角の石」です。
クスコ市内はリマに比べれば、インカ時代の雰囲気が感じられるものの、現在の建築物のほとんどはスペイン征服後に建てられたものです。
その中で一部、インカ時代の石の壁が残っている箇所があります。
「12角の石」もそういった場所の一部で細い路地の両側がずっとインカ時代の石壁となっていました。
写真だと端っこが影になってしまっているのですが、数えるとちゃんと12辺ありました。
わざわざ12にこだわったのは、宗教的な意味があるからなのだそうです。
こちらはアルマス広場です。
ちょうどお昼どきで、私たちの入ったレストランからインティ・ライミーのお祭りパレードが良く見えました。
カラフルな民俗衣装を身につけた人たちの行列や、山車も次から次に出てきて非常に盛大でした。
広場に面するカテドラル前はもう人、人、人だらけです。
ゆっくり見ていたい気持ちはヤマヤマなのですが、そこはツアーのつらいところ。
早々に移動しました。
まあ、ちょうどお祭の日に立寄れたことだけでもラッキーだったと思います。
クスコ近郊の聖なる谷と呼ばれる地域はインカ帝国時代の遺跡がいくつも点在しています。
これらを1つずつみるだけでも数日は要するでしょうが、私たちが見学したのはその中の1つ、サクサイワマン遺跡です。
スペイン人たちはこの場を「要塞」と呼んでいたそうですが、インカ人たちは宗教的な儀式の場として使っていたそうです。
この遺跡の特徴は、とにかく石が巨大なこと。よくまあ、こんな大きな石を積み上げたなと驚きます。
石の重さは1トン~200トン級まであるそうで、さすがのスペイン人たちもこれらを破壊することはできませんでした。
クスコの「12角の石」や「サント・ドミンゴ教会」にしても、この「サクサイワマン遺跡」にしても、確かな技術で精巧に作られたものは多少のことではびくともしないし、また、そういったものだけが長い年月を経て生き残るものなのだと思いました。
さて、長々と書き連ねたペルーの旅もこれでおしまいです。
折りしも同行の友Kちゃんからの写真も送られてきて、もう一度改めて旅の写真を眺めたりしています。
最も印象に残ったマチュピチュをはじめ、その他の訪問地も本当に実際に見ることができてよかったと思います。
これまでに訪れた遺跡や都市の中でも、マチュピチュは印象深い思いでの地ベスト3に入りました。
旅の第一の目的は「楽しいこと」であって、必ずしも何か啓発されることを目指して行くわけではありませんが、マチュピチュをはじめインカの遺跡を見ると、自然と、人間の生み出した科学技術や文化、歴史が全て融合していることを、じかに感じることが出来ました。
そういう事を実感できる機会はあまりないので、その点、今回の旅は得るものがあったと思います。
またチャンスがあるかどうか分かりませんが、いつの日かもう一度、訪れたいです。
かつてインカ帝国の首都であってクスコについてです。
標高3399メートルで富士山より少し低いところに位置しています。
やはり空気が薄いこともあって、着いた直後は少し息苦しさを感じました。アルコールは控えめに急な動作や走ったりはしないことが基本ですね。
盆地であるクスコはケチュア語で「へそ」という意味だそうで、確かに山の方から市街を見下ろすとへそだというのが頷けます。
クスコではちょうど太陽の祭り「インティ・ライミー」の期間中で、街の中心地のアルマス広場は大勢の人が集まってパレードを待っていました。
最初に訪れたサント・ドミンゴ教会でも中庭にインカの旗が掲げられ、お祭の準備が進められていました。
さて、このサント・ドミンゴ教会は、インカ帝国時代にはコリカンチャという太陽の神殿だったところです。その後、征服したスペイン人が神殿を壊して、その上に建てられたんほが現在の教会です。
ここの見所は、インカ時代の神殿土台です。
精巧に花こう岩を組み合わせて作られた土台部分は、耐震性も考えられたもので、スペイン征服後に起こった地震で教会部分は崩壊したにもかかわらず、インカの石の土台はびくともしなかったそうです。もう、日本のマンション設計者もインカの技術を見習った方がいいんじゃないかと思ってしまいました。
写真の壁も本当にぴったりと石が積みあがられており、何度も言ってますが建築技術の高さには驚かされます。
壁面の台形のくぼみには、インカ帝国時代は金銀の像が設置されており、神殿全体も黄金で装飾されていたそうですが、スペイン人がそれらを奪い去ってしまったとのことでした。
もう1箇所、インカの石組みの精巧さを示すのが、アルマス広場の近くにある「12角の石」です。
クスコ市内はリマに比べれば、インカ時代の雰囲気が感じられるものの、現在の建築物のほとんどはスペイン征服後に建てられたものです。
その中で一部、インカ時代の石の壁が残っている箇所があります。
「12角の石」もそういった場所の一部で細い路地の両側がずっとインカ時代の石壁となっていました。
写真だと端っこが影になってしまっているのですが、数えるとちゃんと12辺ありました。
わざわざ12にこだわったのは、宗教的な意味があるからなのだそうです。
こちらはアルマス広場です。
ちょうどお昼どきで、私たちの入ったレストランからインティ・ライミーのお祭りパレードが良く見えました。
カラフルな民俗衣装を身につけた人たちの行列や、山車も次から次に出てきて非常に盛大でした。
広場に面するカテドラル前はもう人、人、人だらけです。
ゆっくり見ていたい気持ちはヤマヤマなのですが、そこはツアーのつらいところ。
早々に移動しました。
まあ、ちょうどお祭の日に立寄れたことだけでもラッキーだったと思います。
クスコ近郊の聖なる谷と呼ばれる地域はインカ帝国時代の遺跡がいくつも点在しています。
これらを1つずつみるだけでも数日は要するでしょうが、私たちが見学したのはその中の1つ、サクサイワマン遺跡です。
スペイン人たちはこの場を「要塞」と呼んでいたそうですが、インカ人たちは宗教的な儀式の場として使っていたそうです。
この遺跡の特徴は、とにかく石が巨大なこと。よくまあ、こんな大きな石を積み上げたなと驚きます。
石の重さは1トン~200トン級まであるそうで、さすがのスペイン人たちもこれらを破壊することはできませんでした。
クスコの「12角の石」や「サント・ドミンゴ教会」にしても、この「サクサイワマン遺跡」にしても、確かな技術で精巧に作られたものは多少のことではびくともしないし、また、そういったものだけが長い年月を経て生き残るものなのだと思いました。
さて、長々と書き連ねたペルーの旅もこれでおしまいです。
折りしも同行の友Kちゃんからの写真も送られてきて、もう一度改めて旅の写真を眺めたりしています。
最も印象に残ったマチュピチュをはじめ、その他の訪問地も本当に実際に見ることができてよかったと思います。
これまでに訪れた遺跡や都市の中でも、マチュピチュは印象深い思いでの地ベスト3に入りました。
旅の第一の目的は「楽しいこと」であって、必ずしも何か啓発されることを目指して行くわけではありませんが、マチュピチュをはじめインカの遺跡を見ると、自然と、人間の生み出した科学技術や文化、歴史が全て融合していることを、じかに感じることが出来ました。
そういう事を実感できる機会はあまりないので、その点、今回の旅は得るものがあったと思います。
またチャンスがあるかどうか分かりませんが、いつの日かもう一度、訪れたいです。
by icewine5
| 2006-08-13 23:22
| 旅の思い出:海外