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晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


by icewine5

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坂本龍馬暗殺の黒幕は?

どうもスキンがしっくりこなくて、再び変更しました。
記事が画面の左側にあるのが慣れないせいか、やっぱりシンプルな画面の方が落ち着きます。

ちょうどTVをつけたら、「その時歴史が動いた」で、「双方向企画 歴史の選択坂本龍馬暗殺 黒幕は誰か?」をやっていました。

坂本龍馬を暗殺した実行犯は見廻組の今井信郎、渡辺篤とされていますが、彼らに命じた黒幕は会津藩なのか、それとも薩摩藩なのかをそれぞれ根拠となる資料や事実から論じるというものでした。
今回は、松平定知アナウンサーが薩摩黒幕説、上田早苗アナウンサーが幕府黒幕説の立場で説を検証していました。
やはり、松平アナウンサーは松平一族として幕府黒幕説というわけにはいかないんでしょうね。

まずは幕府黒幕説。
見廻組に龍馬暗殺を命じたのは松平容保。
容保は龍馬が薩長同盟を成立させたことや、大政奉還を画策したことを快く思わないものの、肝心の将軍徳川慶喜が恭順の意を示したため、表立って龍馬を処罰することはできない。そのため、暗殺しか手段が残されていなかった。
幕府内には龍馬と内通するものがいるようで、身辺をさぐると永井尚志が龍馬と密会していることがわかり、容保は永井とともに龍馬と面会。
そこで油断をさせて、後日、最も信頼している見廻組を暗殺に差し向けたとのこと。

次に薩摩黒幕説。
龍馬の力によって薩長同盟が成立したものの、新国家建設に向けての考え方で薩摩藩と龍馬は意見が対立。あくまでも武力による幕府討伐を目指す薩摩藩にとって、徳川家にも新政権への参加を認める龍馬の示し、このまま龍馬を生かしておいては幕府を武力討伐できなくなるが、薩摩藩も表立って龍馬を殺すことはできないから、幕府側である見廻組に接触し、彼らに殺害を依頼したとのこと。




どちらの説に賛成するかを地上デジタルか携帯電話かで投票することができるのですが、どちらも持っていない私は、だた見るだけ。
視聴者の投票結果では、薩摩黒幕説を支持する人の数が幕府黒幕説を支持する人の数を大きく上回っていましたが、私は幕府黒幕説の方に説得力を感じました。

ここからは番組の情報を元にした私の勝手な推測ですが、要するに会津にも薩摩にも龍馬を殺したい理由はあったけれど、表立って殺すことはできないから、どちらかが暗殺した可能性が高い。
で、実際に暗殺を命じ、手を下したのは会津で、薩摩はこれ幸いと漁夫の利を得たんじゃないか・・・というのが私の推測です。

というのも、薩摩黒幕説の場合、具体的な暗殺計画、つまり見廻組に龍馬暗殺を示唆する接触方法に、ちょっと無理があるんじゃないの?と思うからです。
佐々木只三郎の趣味が和歌であることから、薩摩の人が和歌の会に入って接触したというのは、ちょっと根拠とするには弱いかな。
また、以前、見廻組の不祥事に際して、薩摩藩士が仲介したことがあるからというのも、それとこれでは話の次元が違うような気がします。

もちろん、薩摩が龍馬を暗殺したいと思う理由に関しては、説得力がありました。むしろ理由だけを見れば会津よりも薩摩のほうが強いと思われます。
薩摩の考える武力討伐による新国家形成に、龍馬が邪魔になってきた事は充分理解できますし、この暗殺で一番得をしたのは恐らく薩摩でしょう。
実行犯に対する刑が甘かったのも、薩摩が黒幕でなかったとしても充分うなづけます。

だからといって、薩摩藩が見廻組に接触して暗殺を依頼したという説はちょっと難しいんじゃないかなぁ。
そりゃ、示唆ぐらいはした可能性はありそうだけど、黒幕というには無理があるように思います。
薩摩藩士と見廻組に接触はあったかもしれないけど、れっきとした会津藩の藩士である佐々木が、薩摩にお願いされて、龍馬を暗殺するとは、どうも考えにくいです。
やっぱり、自分の主君である松平容保が命じたからこそ、佐々木只三郎ひきいる見廻組も龍馬暗殺に動いたんだと思うのです。

番組で紹介されていた「会津藩は狂気の如く憤然とす」からしても松平容保がいかに龍馬を邪魔に思ったか察することができます。
また、佐々木只三郎の兄が「暗殺を命じたのは松平容保である」と明治になって証言しているのも説得力があります。

というわけで、私はこの番組を見る限りにおいては、黒幕は会津説に賛成です。
ただ、これ以外にも様々な視点や説があるだろうし、日の目を見ることなく闇に葬られた真実もあるだろうし、真相は一体どうだったのかを色々と空想するのも楽しいです。

龍馬暗殺だけじゃなく、土方歳三にしても新政府軍の銃弾で死んだのではなく、函館政府が黒幕だとの説もあるようだし。
真相を知りたい反面、知ってしまったらがっかりするような事実があるかもしれないと思うと、こういう事は謎のままであった方が良いのかもしれません。
by icewine5 | 2006-11-02 02:14 | 歴史・新選組関連