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晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


by icewine5

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ワルシャワ室内歌劇場オペラ「魔笛」

今年最後のオペラ鑑賞は、ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場オペラの来日公演「魔笛」。ちょうどモーツァルトイヤーということで今年のシメとなる良い舞台でした。

会場は上野の東京文化会館だったのですが、ものすごく久しぶりに1階席に座りました。
いつもだと安いC席やD席ばかりで3階、4階席から見ることがほとんどなのですが、今回はS席優待で12,000円という破格のチケットだったので奮発したら、かなり前の方の席でした。
音楽を聴くという点からするとイマイチな席かもしれないですが、遠くからでは分からない歌手の微妙な表情なんかも分かってオペラを観るには面白い席でした。

モーツァルト晩年の作品である「魔笛」は古代エジプトを舞台にしたおとぎ話のようでありながら、モーツァルトが信じていたフリーメーソンの考え方や儀式の要素も取り入れられた不思議なオペラです。

フリーメーソンについては、詳しいことを全然知らないのですが、数字の3に意味があるようですね。夜の女王に仕える侍女も3人なら、タミーノを導く童子も3人。
第1幕はそうでもありませんが、後半の第2幕はいかにも秘密の儀式風で、笑える場面も要所要所であるのですが、後半そのものは神秘的な感じがします。

以下、思ったことを少しばかり。



すごくミーハーな感想ですが、やっぱりポーランド人ってルックスがいいですw
タミーノ役のスワボミール・ユルチャックさんも役通りの「王子様」顔だし、パミーナ役のマルタ・ボベルスカさんも、とても綺麗な人でした。
それから舞台衣装のセンスも私の好きなタイプで、けっこう派手なのですがけばけばしくなく、色使いもシックな印象を受けました。

以前、旅行でワルシャワに1週間ほど滞在したときも街中ですれ違う人が皆、美男美女ばかりで服装もとてもオシャレで感心しました。
(それがワルシャワから列車でベルリンに移動した途端、ごっつい岩のようなドイツ人ばかりでギャップの大きさにとまどいましたが。 笑)
今回のオペラでも、音楽もさることながら、美男美女が多くてホント目の保養になりました。

肝心の歌ですが、パミーナ役のマルタ・ボベルスカさんがとても良かったように思います。
容姿だけでなく声もきれいでとても伸びやかでした。
タミーノはもちろん良かったですw

それからパパゲーノ役のアンジェイ・クリムチャックさん。
フリーメーソンの儀式風の深刻な場面の合間にこの鳥人間が現れて面白いことを言ってくれると、ホント和みました。
今回は舞台が近くてよく見えたこともあって、パパゲーノの場合、歌よりもこの人の道化らしい演技が面白くて、笑っちゃいました。

少し残念だったのは、夜の女王役のタチアナ・ヘンペルさんが今ひとつピンとこなかったことです。
夜の女王は出番が少ないものの、キーポイントとなる重要な場面で登場して有名なアリアを歌うので、歌唱力が弱いとちょっとつらいなあと思います。
アリア「復讐の心は地獄のように燃え」も、素人ながら聴いていて、声量がちょっと足りなくてイッパイイッパイな感じを受けました。

それと、あれっと思ったのがカーテンコールのとき。
終わった後はみんなにこやかに観客の拍手の応えているのですが、彼女は夜の女王のときと同じくあまり笑顔が見られませんでした。
一緒に行った母が「あの人、全然笑わないね。」と不思議がっていて、そのときは私も「そういう役柄だからでしょ。」と言ったものの、やっぱり怖い役や意地悪な役の人ほどカーテンコールのときは役を離れてにこやかに笑ってくれると嬉しいものです。

来年は今のところヴェルディ「運命の力」のチケットをGET。
「トリスタンとイゾルデ」もなんとか取りたいし、他にも良いオペラに出会えるといいな。
by icewine5 | 2006-12-21 01:19 | 観劇・音楽鑑賞・博物館