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晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


by icewine5

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「週刊日本の100人NO.73 榎本武揚」

本日発売の「週刊日本の100人NO.73榎本武揚」、早速購入してきました。
榎本武揚の人となりと業績をコンパクトにまとめたとても分かりやすい1冊です。
あらためて思いましたが、やっぱり榎本さんって顔もさることながら(笑)、イキザマも性格も全てが格好いいです!
幕臣でありながら明治政府にも仕えたことで評価は分かれるのでしょうけど、贔屓目で見ると、もっと人気があってもいいような気がするのに残念。

内容は、榎本さんの若いころから晩年までを年表つきで各種エピソードを交えて紹介した「ライフ&タイム」、彼の江戸っ子気質な人柄を示す「ヒューマンエピソード」、榎本さん周辺の人物相関図、人物スクランブルなどなど、薄い本ながらエッセンスをうまく盛り込んでいます。
「クローズアップ」では箱館戦争における榎本さんの動きを取り上げてるんですが、副題が「箱館より忠義を込めて 海の男の壮大なる戦略」とは、ロマンチですね~
「ロシアより愛をこめて」をもじっているような気がしないでもないですが(笑)

ロマンチといえば、「会えない時間が育てた愛 武揚・たつ夫妻のラブレター合戦」もいいエピソードです。
一緒にいる時間の少ない妻・たつと常にラブレターの交換で愛情をつないでいたという武揚ファンにとってはよく知られたお話。
明治の男性というと家父長制度のもと、強く威厳ある近寄りがたい夫・父親というイメージがあるんですが、そんな中、武揚のマイホームパパでありフェミニストだったりする一面はホント奇跡に近い貴重な存在です。



3月に森鴎外記念室の企画展示「私のパッパ―鴎外と子どもたち」を見た時も実感したんですが、欧米留学経験のある明治インテリ階層の一部は意外と今の男性よりも家族に対する愛情面では先進的だったんじゃないかと思ったりもします。
もちろん、当時のインテリ階級の男性全てがそうではないにしても、榎本武揚とか森鴎外の我が子に対する子煩悩ぶりを知ると、実は現代の仕事に追われる男性よりもずっと妻や子どもに対して包容力もあって、細やかな愛情を注ぐ優しいダーリンでありパパである姿が見えてきて、ちょっと羨ましくもあります。

「子煩悩でもあった武揚は、手紙でも常に子どもたちを気にかけていた。長男の武憲が自転車に乗れるようになった、クラスで1番の成績を取ったなど知ろうものなら有頂天である。(中略)封建時代の名残が色濃く残る時代、武揚は家族への愛情を言葉や形で素直に表現することのできた、紛うことなきよき夫、よき父であったのである。」<日本の100人NO.73より引用>

いや~、こんな人が自分のお父さんだったら間違いなくファザコンになってそう(笑)。

段々ドリーム入ってきたのでこのくらいにしときます(汗)。

もうひとついかにも榎本さん、と思ったのが裏表紙の「流星刀」に関するお話。
明治31年、62歳の榎本さんは隕石で作られた刀「流星刀」を作ったのだそうです。
なんでも
「武揚が素材にしたのは富山県で発見され、外交人の手に渡る寸前、自身、数千円といあう大金を払って購入した貴重品だ。」
そうで、当時の数千円といえば相当な大金のはず。
趣味のためには大金をはたく、しかも隕石製の刀を作るところがなんとも榎本さんらしいし、そういうところがいいんだよね(笑)
ネーミングが「流星刀」なところもロマンチぶりを遺憾なく発揮してますw
by icewine5 | 2007-06-20 00:00 | 歴史・新選組関連