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晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


by icewine5

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エトワール・ガラ2008

2005年の最初の公演以来、3年ぶり、2度目のエトワール・ガラに行って来ました。
「パリ・オペラ座バレエ団エトワールを中心とする世界のスーパーダンサー達が集結。」(エトワール・ガラのちらしより)
なんといっても、今回はマニュエル・ルグリが特別出演ですよ!!
美しいエトワール達の演技は、もうため息ものです。たっぷり目の保養もできて幸せなひと時でした。

今回、マニュエル・ルグリが出演することになったのは、ジェレミー・べランガール、エルヴェ・モロー、レティシア・プジョルの3名が怪我などの故障で来日できなくなったため。
この3人の怪我は残念だけど、べランガールに関しては、2006年のオペラ座来日公演のときに「パキータ」のリュシアン役を見たし、私的には、かわりにルグリの演技が観られるのは大きなプレゼントといった感じです。
しかも、あの時、リュシアン役は本当はマチュー・ガニオのはずだったのが、ガニオが怪我でべランガールが代役だったんですよね。
そのマチュー・ガニオも今回無事、観ることができたし、マニュエル・ルグリも観れたし、本当、大満足。

私が取ったチケットはBプログラムの方だったんですが、これだったらAも取っておくんでした。
これだけのダンサーが一堂に会する公演でS席でも14,000円って、かなりお買い得です。
あまりの高さにあきらめたパリ国立オペラの「トリスタンとイゾルデ」なんて、E席でも20,000円、S席なんて58,000円ですよ・・・

パリ・オペラ座バレエ - ロミオとジュリエット
ルグリ(マニュエル) / / ワーナーミュージック・ジャパン
ISBN : B00005YX0G
スコア選択:
久々にルグリの出ている「ロミオとジュリエット」を引っ張り出してきました。これから観ようかな~

さて、このエトワール・ガラは、ちらしやBunkamuraの特集ページも毎回素敵です。
前回は、ちらし、公演プログラムともに出演するダンサー達が格好よくポーズを決めて立っている写真だったけど、今回はエレオノラ・アバニャートとバンジャマン・ペッシュの「椿姫」のワンシーンから。横顔がめちゃくちゃきれいです。
こういうのを見ると、やっぱり欧米人の華やかさと見映えのよさに日本人はどう頑張ってもかなわないな~と思ってしまいます。
まあ、美しさの種類が違うといえば、そうなんですが、同じポーズを日本人のいくらきれいな女優さんや男優さんがやってもここまでサマにならないだろうなあと、これはあくまでも私個人の主観です。

以下、簡単に感想です。



1)「眠りの森の美女」より“青い鳥”(振付:M.プティパ 音楽:P.I.チャイコフスキー)
メラニー・ユレル、アレクサンドル・リアブコ

最初にふさわしい華やかな演目。
衣装がとてもきれいで溌剌として、且つ優雅な二人の踊りに、しばらくバレエを生で観ていなかっただけに、あ~やっぱりバレエっていい!と実感しました。
ただ、最後のところでアレクサンドル・リアブコがちょっと手をついてしまったように見えたんだけど、あれは気のせい?

2)「モーメンツ・シェアード」(振付:R.V.ダンツィヒ 音楽:F.ショパン)
エレオノラ・アバニャート、マニュエル・ルグリ/ピアノ:上田晴子

舞台上手のグランド・ピアノでショパンのエチュードが静かに演奏される中、ルグリとアバニャートのダンス。
二人とも鮮やかな紫の衣装で、曲の雰囲気や振り付けととても良くあっていて、素晴らしい。
音楽がとても静かなのと、お客さんも食い入るようにみつめているのもあって、二人の息遣いが遠い2階席まで本当に聞こえてきたときはちょっと感激。

余談ですが、となりに座ったちょっとメタボ気味のおっさんがどうやらエレオノラ・アバニャートとマリ=アニエス・ジロのファンらしく、彼女たちが出演している時だけ拍手の気合が違って、なんか分かりやすい人だなあと思いました。
最初はルグリのファンかと思ったんですが、後の演目でルグリが出てきたときはほとんど拍手しないで腕を組んでいたので、そりゃないだろうと・・・(苦笑)

3)「白鳥の湖」 第2幕より(振付:M.プティパ/L.イワーノフ 音楽:P.I.チャイコフスキー)
スヴェトラーナ・ルンキナ、マチュー・ガニオ

マチュー・ガニオの王子様っぷりがなかなか良かったです。
飛び級でエトワールになった頃にどこかで見かけた写真はまだまだ少年の面影があったのに、今ではすっかり大人っぽくなっていました。普段、あんまりバレエを観ていないから余計そう感じるのかもしれないけど。

4)「ロミオとジュリエット」第3幕より 寝室のパ・ド・ドゥ(振付:J.ノイマイヤー  音楽:S.プロコフィエフ)
シルヴィア・アッツォーニ、バンジャマン・ペッシュ

ロミオとジュリエットのなかでは、バルコニーのシーン、最後のジュリエットの死に次いで好きなのが、この寝室のシーン。
バンジャマン・ペッシュの魅力を再発見!こんな素敵なダンサーだったのですね。以前、まだプルミエ・ダンスールだった時に観た演技も色っぽいと思ったけど、今回のロミオも少しエロい感じがいいですね~W
シルヴィア・アッツォーニのジュリエットも舞台の上では30代に見えない初々しい感じでした。

5)「カノン Canon in D major」(振付:J.ブベニチェク 音楽:J.パッヘルベル)
マチュー・ガニオ、アレクサンドル・リアブコ、イリ・ブベニチェク

出だしがすごく変わっていて、面白かったです。
3人とも上半身裸なんですが、ホント引き締まっていて美しい肉体です。三島由紀夫が見たら、喜んで、装飾過多の文章で表現してくれそうな(笑)、そんなダンスでした。
男性だけの踊りの演目が見ていて飽きないものだというのを実は、前回のエトワール・ガラで初めて知ったんですが、これも目の離せない演目でした。

6)「瀕死の白鳥」(振付:M.フォーキン 音楽:C.サン=サーンス)
マリ=アニエス・ジロ/ピアノ:上田晴子

手が長い~、足も長い!
うす暗がりの中、青白い白鳥のマリ=アニエス・ジロが本当の白鳥よりも優雅で美しかったです・・・

となりのメタボおっさん、両手を挙げて拍手してました^^;

7)「マーラー 交響曲第5番 アダージェット」(振付:J.ノイマイヤー 音楽:G.マーラー)
シルヴィア・アッツォーニ、バンジャマン・ペッシュ

マーラーの5番といえば、「ベニスに死す」が条件反射のように浮かんでくるのですが、それが吹き飛ばされるような気がしました。
マーラーの5番をビジュアルで表すとしたら、まさにこの2人のダンスになるという感じ。シンプルな白の衣装もイメージにぴったり合ってすっきりしてました。。
この演目のバンジャマン・ペッシュ、シルヴィア・アッツォーニもとても素敵でした。ロミオとジュリエットに割りと似た感じでしっとりとしたダンスで、やっぱりバンジャマン・ペッシュが色っぽく見えましたW

8)「ドリーブ組曲」(振付:J.マルティネス 音楽:L.ドリーブ)
エレオノラ・アバニャート、マチアス・エイマン

プルミエ・ダンスール二人による演目。元気溌剌、とっても楽しそうに踊っていて、みているこちらも楽しくなってきました。

9)「トリオ」(振付:S.L.シェルカウイ 歌:C.ブランコ)
マリ=アニエス・ジロ、イリ・ブベニチェク・アレクサンドル・リアブコ

マリ=アニエス・ジロの衣装のドレープがものすごくきいていて、踊っている最中に体にまきついたり、頭からかぶったりして、不思議な感じでした。切ない歌のメロディーがなんか印象に残ってます。
最初は男性二人→マリがでてきて、ブベニチェクとデュオ→マリ→3人となって、それぞれ何かしら意味があるんでしょうが、よく分かりませんでした。
最後に3人でゴロゴロ転がっていくのはなんだったんでしょう。う~ん、妙に気になります。

10)「マノン」第1幕第2場より パ・ド・ドゥ(振付:K.マクミラン 音楽:J.マスネ)
スヴェトラーナ・ルンキナ、マニュエル・ルグリ

もう余計な言葉で感想を書く必要は無いような・・・
うっとり見惚れました。

気になったのは隣のおじさん。周囲が大絶賛の拍手のなか、やっぱりここでもほとんど拍手なし。さっき、ジロの時は熱烈な拍手をしていたのに、「オレはルグリを認めない」とばかりの様子で、なんでそこまで意固地なのか、変なところで気になってしまいました(笑)

この興奮の冷めやらぬまま、カーテンコールも10分以上あったように思います。

あ~、Aプログラムも見たかった~
by icewine5 | 2008-08-10 23:49 | 観劇・音楽鑑賞・博物館