月夜に晩酌
2010-12-28T01:04:37+09:00
icewine5
晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。
Excite Blog
ポルトガル旅行(その9 ポルト ドウロ川クルーズとカテドラル)
http://icewine.exblog.jp/15233379/
2010-12-28T01:04:34+09:00
2010-12-28T01:04:37+09:00
2010-12-28T01:04:37+09:00
icewine5
旅の思い出:海外
10ユーロで約50分のクルーズを申し込むと対岸の指定のワインセラー見学が無料でできるというお得なチケットです。
船着場。ここから少し上流まで遡り、ユーターンして海側まで下って元に戻ります。
この辺りは川岸にレストランや土産物屋が並んでいてとても賑やかで開放的な雰囲気です。
出発です。
何度も書いているように本当に天気がよくて川の風も心地よくて最高。
川から見る街の景色もまた視点が違って面白いものです。
少し下ったところから見たドン・ルイス一世橋。間近や真下から見るのも迫力があって良いですが、遠くから見てみ橋の曲線が美しいです。
河口付近までくるとさらに広々しています。
切り立っていた両側の川岸もここまでくると開けてきました。
いくつかの橋の下を通って戻ってきました。
こちらが私の乗った船。ワイン樽を積んだ昔の船を模して造っているようです。
時間的にも飽きのこないちょうど良いクルーズでした。
下船後は、午前中に一つだけ行けなかったカテドラルを見学しました。
これがまた立派な大聖堂で、12~13世紀にかけて建てられ、最初はロマネスク様式、その後ゴシックやバロック様式で増改築が繰り返されたそうです。
こちらも塔があったので登ってみました。
午前中に登ったクレリゴス教会の塔が見えます。こちらもクレリゴス教会と同じくらい良い眺めでした。
このカテドラルは塔だけでなく内部の回廊がまた素晴らしい!
壁面の施されたアズレージョが圧巻でした。この回廊は14世紀のゴシック様式だそうです。
間近でじっくり見るのもまた良いのです。
ポルトガルに来て印象に残ったことのひとつがこのアズレージョの鮮やかな青と真っ青な空。やっぱり南ヨーロッパなんだなあと実感します。
回廊の2階の壁面にもアズレージョ。
増改築が繰り返されたせいか、なぜこんな何もない壁にまで装飾が?というちょっと変わった構造です。
回廊以外の聖堂内の脇の部屋や祭壇でもアズレージョが見られます。
この組み合わせがポルトガルらしいです。
大変見ごたえのある大聖堂でした。]]>
ポルトガル旅行(その8 ポルト サン・フランシスコ教会 他)
http://icewine.exblog.jp/15232324/
2010-12-27T22:23:20+09:00
2010-12-27T22:23:23+09:00
2010-12-27T22:23:23+09:00
icewine5
旅の思い出:海外
アズレージョが美しいサン・ベント駅。前日、この駅に到着したときにまず構内や駅前の教会のアズレージョを見てポルトって素敵な街だなあと思ったのでした。
ガイドブックにもちゃんと駅が観光名所として掲載されているのだからすごいです。
駅構内のホールの前後左右の壁に2万枚のタイルでポルトガルの歴史が描かれており、作者はジョルジュ・コラコという人だそうです。
朝焼けに照らされたアズレージョもまた情緒があっていい感じです。
駅の近くにある教会の外壁にもアズレージョが施されています。
ポルトの街ではいたるところでこのような教会やその他の建物を見かけました。
次に向かったのはドウロ川近くのエンリケ航海王子広場。
まだ朝早い時間で観光客もそんなにいません。
この広場の中央にエンリケ航海王子の像が建っています。
王子の像の上にずっと鳩がとまっていて、まるで帽子の飾りのように見えます。
この日も本当に良い天気で空が真っ青です。
広場からすぐ近くの場所にあるのがサン・フランシスコ教会。
14世紀のゴシック様式の教会で外観は、大きいけれどどこにでもよくありがちな地味な建物ですが、内部は金きらきんで超豪華でした。写真撮影が禁止だったのがとっても残念。
この建物の外観と内部の派手さのギャップが非常に大きいのです。
バロック様式の装飾が大変見事で金泥細工に覆われた彫刻がいたるところにありました。
正直、ちょっと派手すぎて落ち着かないぐらいだけど、西洋人にはこれがありがたく感じるのかなあ・・・
ここでは今回の旅で珍しく日本人の団体観光客に出会いました。
教会外側のバルコニーから見たドウロ川。
少し高台に教会が立っているので見晴らしが良いです。
隣のボルサ宮の見学時間待ちの間にエンリケ航海王子の生家跡カーザ・ド・インファンテを見に行きました。
中は14~19世紀に税関事務所として使われていた建物だそうでちょっとした博物館になっていました。
続いて訪れたのはボルサ宮。
19世紀の証券取引所で現在もポルト商工会本部のオフィスとしt江私用されているそうです。
館内は職員の案内ツアーで見学可能で、撮影は禁止。
昔、裁判が行われていた「法廷の間」や今も会議などで使われている「黄金の間」などいくつかの部屋を案内してもらいましたが、「アラブの間」というアルハンブラ宮殿を模して作られたアラベスク模様のタイルで覆われた部屋はエキゾチックな豪華さが印象に残っています。
見るべき場所がどれも近くに集まっているので午前中だけでどんどん観光できてしまいます。
というわけで、お次はクレリゴス教会と塔。
イタリア人の建築家ニコラウ・ソナーニによって18世紀後半に建てられたバロック様式の教会と塔です。
塔の階段は255段。もちろん一番上まで登ってきました。
76メートルの塔はポルトガルで一番高いのだそうです。
ポルトの街を一望できて気持ちがいいです。
教会内部は先ほどのサン・フランシスコ教会ほどの派手さは無いものの、荘厳で立派なものでした。
街中で面白いポストを発見。
こういうのをヨーロッパではたまに見かけますね。日本でもたまにあるかな?
このポストの近くのマクドナルド。
ファストフード店とは思えない立派な外観に思わず写真をとってしまいました。
ちゃんと街並みに合う景観を考えているんですね。
これでポルトの主な歴史的建造物などの観光はカテドラルを残して午前中でほぼ見終えてしまいました。
どこも徒歩で見て廻れるので、想定していたよりもさくさく進みます。
午後は再びドウロ川へ。]]>
ポルトガル旅行(その7 ポルトのケーブルカーと夕食)
http://icewine.exblog.jp/15125566/
2010-12-08T23:43:27+09:00
2010-12-08T23:43:27+09:00
2010-12-08T23:43:27+09:00
icewine5
旅の思い出:海外
サンデマンのワインセラーを見学し終わり、ドウロ川にかかるドン・ルイス橋の1階部分を渡ってホテルのあるポルトの中心市街地に戻ることにしました。
川岸から見ると曲線がとても美しいです。
2階建ての橋といえばロンドン橋が有名だけど、実際に下を歩いた感じでは、このドン・ルイス橋の方が迫力あるかも。
橋を渡りきってホテルのある街の中心地に戻るには急勾配の坂道を登っていく以外にケーブルカーに乗る方法もあります。
観光客の行列ができていたけれど、せっかくだから乗ってみました。
満員のケーブルカーの窓からなんとか橋の写真を撮りました。
この日の夕食は事前にガイドブックで調べておいたレストランに行ってみることにしました。
レストランに向かう途中の繁華街。道の両側にお店がずらっと並んでいて、なかなか賑やかです。夕暮れ時の太陽が石畳の坂道に差し込んで、情緒があります。
細い路地を曲がってレストランに到着。アバディア・ド・ポルトというポルトガル郷土料理のお店です。
ガイドブックに肉料理や魚料理などメニューの幅が広く、値段も手頃、店内の壁面にアズレージョがあると書かれていたのが決め手になりました。
入り口ではフードをかぶったマネキンがお出迎え。
まだ7時過ぎでヨーロッパのレストランのピーク時からするとちょっと早い時間帯のせいか、お客はほとんど入っていませんでしたが、入りやすい雰囲気だったので一安心。
店内は地下と1階に分かれていて、私が通されたのは1階の真ん中あたりの席。
ちょうど前のテーブルには、やはり西洋人のお一人様女性が座っていました。様子からすると私と同じく一人旅の観光客のようです。
同類がいてさらに心強くなりました。
日本だったら一人牛丼でも一人焼肉でもなんでもOKだけど、ヨーロッパのようなカップル文化の国のレストランに一人で入るというのは、お店によってはさすがに居心地が悪いこともあるんです・・・。
飲み物はドウロ産の白ワイン。
夕方サンデマンで試飲したこってり甘いポートワインに比べるとすっきりしたのみ心地で、食事にも合いました。
パンも食べたかったんだけど、メインの分量がどのぐらいか分からないので、とりあえずペンディング。
料理を待っている間に店内を観察。
店内が地下から吹き抜けになっているので、私の席からは地下のテーブルの様子をよく見えました。
最初のどの席も空いていましたが、そのうち続々とお客さんが入って、私が帰る頃には地下のテーブルも満席になっていました。
注文した料理がやってきました!
色々な種類の肉や臓物と白いんげんなどを煮込んだポルトガルの郷土料理Tripas a Abadiaです。
これをカレーライスのように御飯にかけて食べます。
ごはんは日本のお米とは異なる細長くてパサパサしたタイプ。
前日は魚料理で失敗しましたが、今回は肉料理にして大成功♪
お肉も豆もたっぷり入ったコッテリ味はもろに私好みで、どんどんいけちゃいます。
それにしても予想していた以上にボリュームたっぷり!いつもドイツ旅行ではこれって日本の3人前じゃないの?という量が出てきてびっくりするんですが、ポルトガルも相当なものだというのを知りました(笑)。
このお鍋の中に料理がたっぷり入っていて、最初に給仕の人が御飯をよそってかけてくれたあとは残りの御飯もお肉も自分で皿に盛り付けて食べますが、日本的感覚だとやはり3人前はありそうです。
ごはんも最初から別皿におかわりが用意されています。
これで普通の量なんだからやっぱり白人ってすごいよな~、と変なところで感心してしまいます。
これを食べると、日本のお店のごはん大盛りなんて小盛りにしか見えません。
一時期、胃が縮小していたのが、これで一気に拡張して元に戻りました^^;
鍋いっぱいの肉料理を完食です。
そういえば、前のテーブルのお一人様女性の注文していた料理もすごいボリュームだったな~。どこの国の人か分からないけれど、「こんなにあるんだ・・」みたいなやりとりを給仕としていたので、分量が多いと思ったみたいで、結局、全部食べきれずに残していました。この量で多いと思うということはドイツ人ではなさそう^^;
一人でも居心地が良くて、料理もワインも美味しくて、大満足のレストランでした。
やっぱり食べ物やお酒が美味しいとその街がさらに好きになるものですね~。]]>
ポルトガル旅行(その6 ポルトその1)
http://icewine.exblog.jp/14988307/
2010-11-16T00:05:00+09:00
2010-11-16T00:10:36+09:00
2010-11-16T00:05:09+09:00
icewine5
旅の思い出:海外
今回訪れた3都市の中では最も気に入ったのがこのポルト。
リスボンも素敵な街でしたが、ポルトガルを訪れる前に思い描いていたポルトガルのイメージに近かったのがこのポルト。なにしろ国名のポルトガルの発祥の地ですからね。しかもポルトガルを代表するポートワインの産地だし♪
郷愁を誘う古い石畳の街並と建造物に施された鮮やかなアズレージョ、開放的な港町の要素がミックスされて、どことなく懐かしさを感じさせてくれます。ステレオタイプなポルトガルらしいイメージがある街といったところでしょうか。
ホテルに到着したのは3時過ぎ。この日はドウロ川を挟んで旧市街の対岸にあるポートワインセラーに行ってみました。
以前、ポルトガル旅行をした妹に、ワインがものすごく美味しいから是非飲むべし!と聞いていたので、とっても楽しみでした。
旧市街から対岸に行くには二重構造になったドン・ルイス橋を渡ります。エッフェルの弟子によって1886年に建造されたそうです。
この日は橋の上層階を渡って対岸に行きました。
ガイドブックや旅行パンフレットのポルトの写真といえば、たいてい橋の麓の波止場からこの橋を背景にした街並みといった構図が多いかと思いますが、橋の上からの眺望もこれまたとても良いのです。
こちらは海に向かう川の河口側とポルトの旧市街。とても開放的で美しい景色です。
上流側も切り立った崖にワインセラーや古い建物が建っていて、その奥にも橋が架かっています。
旧市街の対岸にはワインセラーがぎっしり。
橋を渡りきってから急勾配の細い坂道を下って対岸の川岸にやってきました。
やっぱり海や川に古くて美しい街のある景色っていいですね~。心が安らぎます。
川沿いにはポートワインの工房が並んでいてカフェもあったりしてとても賑やかで大勢の観光客が対岸の街並みを眺めながら寛いでいました。
この日見学したのは、ポートワイン工房の1つサンデマンです。
1790年にジョージ・サンデマンが創設した老舗ワインセラーで、黒い学生マントと騎士帽をかぶったシルエットのラベルが特徴。
サンデマンに限らず他のワインセラーも一般向けにポルトガル語や英語、フランス語などの見学ツアーがあるので、それに参加することになります。
サンデマンでは、ラベルにもなっている黒いマントと騎士帽をかぶったガイドさんが案内してくれます。残念ながら日本語ツアーはないので、英語ツアーに参加することに。
ツアーの流れはワイン工房内をガイドの案内に従って見学した後、ポートワインやサンデマンについてのビデオを鑑賞し、最後にポートワインを試飲することができます。
私の貧しい英語力では多分半分ぐらいしか理解できてなかったと思いますが、ポートワインの歴史、3種類のポートワイン(ホワイト、ルビー、トウニー)とそれぞれの作り方の違いや、どんな食べ物に合うかなどを説明してくれました。
実はポートワインの名前だけは以前から知っていたものの、具体的にどんなものかは、今回初めて知りました。酒精強化ワインの一種(一次発酵の途中、糖度が一定のところに達したところでブランデーを加えて発酵を止める)だったのですね。
ワインセラー内は日本酒の酒蔵にも良く似ていて大きな樽に熟成中のワインが貯蔵されているそうです。
アルコールの良い匂いが漂っています。
この樽の大きさもワインの種類によって違うそうです。
ワイン樽以外にさらに奥の部屋にはヴィンテージワインも保管されていて、古いものだと1904年なんてのもありました。一体どんな味なんだろう??
見学者の一人が「こういう古いヴィンテージは試飲させてくれないの?(笑)」と冗談半分にガイドさんに聞いてみんなの笑いを誘っていましたが、さすがにそれは無理でしょう^^;。
一通り見学が終って、これまでのおさらいも兼ねてビデオ鑑賞。ポートワインに使われる葡萄が栽培されているドウロ川中上流の様子なども見ることができました。
そして、一番のお楽しみの試飲です。
私たちの見学班は閉館間近だったので、試飲室はすでに空いていましたが、ここに見学に入った時はお客さんでいっぱいでした。
試飲はルビーとトウニーの2種類。どちらも甘くてとっても美味しいワインでした♪あ~、もっと飲みたい!
デザートワインとして飲む場合がある点ではアイスワインとも共通していて、甘さにも似たところがあります。HNをポートワインに変えたくなってきた(笑)。
というわけで、ルビー、ホワイト、トウニーの3種類を購入しました。
ですが、これには後日談があって実は残念なことに帰る飛行機のスーツケースの中でホワイトが破損してしまったのです(涙)。
衣類や新聞紙でくるんで割れないように梱包したんですけど・・・。まあ、被害が1本だけで済んだからまだ良かったと思うしかありません。
昔みたいに機内持ち込みができれば問題ないんだけど、今はそれができないから海外でワインを購入した際はよほど厳重に梱包しないと駄目だと改めて思い知らされました。
とにかく、ワインセラー見学は日本の酒蔵見学と同じく、実際に酒樽やヴィンテージワインも見れるし、美味しいワインも試飲できるし、アルコール好きにはとても楽しい場所でした。
これに味をしめて実は翌日も別のワインセラーに行ったのですが、それはまた別エントリーにて。
次はポルト一日目の夕食です。]]>
ポルトガル旅行(その5 コインブラ観光その2)
http://icewine.exblog.jp/14981986/
2010-11-15T00:02:00+09:00
2010-11-15T00:24:28+09:00
2010-11-15T00:02:05+09:00
icewine5
旅の思い出:海外
この日はお昼過ぎの列車でコインブラからポルトに行く予定なので、午前中に前日行けなかったモンデーゴ川の対岸に行ってみることにしました。
最初に訪れたのは新サンタ・クララ修道院。モンデーゴ川の洪水を避けるために17世紀から18世紀にかけて建てられた修道院だそうです。
朝9時の開館までの間、修道院前の庭で待つことにしました。
前日訪れたコインブラ大学のある丘とは川を挟んだ丘の上に建つこの修道院。対岸の景色が良く見えます。
それにしてもこの旅行では毎日、晴天続きでありがたいことです。この日の日中も本当によく晴れて空が真っ青でした。
庭にはディニス王の妻イザベル王妃の大きな像が建っています。
開館と同時に教会に入りました。川の対岸を訪れる観光客はあまりいないのか私以外地元の人が一人二人いるだけで本当に静かなので、とても厳かな感じがしました。
この修道院もやはり教会背後に回廊があるようなので、入ってみることにしました。
祭壇脇の売店兼チケット売り場に行ったところ、単にチケットを買って入っていけばいいのかと思いきや、他の見学客が誰もいなくて係りの人が奥の暗い部屋の扉をいくつか開けて回廊まで案内してくれました。
回廊まで来たところで、戻る際はもしも回廊に他に見学者が来なかった場合は、途中の部屋の扉を全部閉めてから元に戻るようにと言われました。
なんだか普通の人の多い観光場所と違って面くらいます。
でもそのかわりにこの広い回廊を独り占め。朝の静かな回廊を一人ゆっくり歩く気分はなんとも爽快です。
回廊の様式は前日見たサンタ・クルス修道院とも似通っています。私は教会の豪奢な祭壇よりもこういう回廊の静謐な雰囲気の方がなんともありがたく感じるし落ち着くなあ・・・
そうこうしているうちに他に一組、見学客が来たのでそろそろ退散することにしました。途中の暗い部屋の扉も閉めずにすんだので、ホッと一安心。だって、途中の部屋は薄暗くて正直ちょっと気味悪かったもんですから・・・
修道院のある丘を下って次に訪れたのは「涙の館」。
ここに来るまで知らなかったのですが、14世紀のポルトガル王ペドロ1世は彼の妻の侍女イネス・デ・カストロの悲恋物語がよく知られているそうですね。
この場所はまだ王子だったペドロがイネスと愛を語らった場所だそうです。
その奥には涙の泉と呼ばれる場所があり、ペドロとイネスの恋愛を知った父王とその家臣によって、この泉でイネスがのどを切られて殺害されたとのこと。
ガイドブックに、泉の底にある赤い石はイネスの血で染まったものだとの言い伝えがあると書いてあり、恐る恐る近づいてみたところ、確かに赤い!(写真を撮るのはなんだか気がひけたのでやめました・・・。)
こういう悲しい言い伝えを知らなければとてものどかで素敵な場所なので、はるか昔にそんな悲劇がここで起こったとは信じられないぐらいです。
さて、そのイネスの遺体が安置されていたのが旧サンタ・クララ修道院です。
ここは1286年に建てられたのですが、モンデーゴ川の洪水により17世紀に閉鎖され、先ほど訪れた丘の上に新サンタ・クララ修道院が建てられました。
旧修道院の方はその後荒れ果てていたそうですが、改装工事によって昨年から見学できるようになったようです。
修道院の建物そのものは外の道路から良く見えていたのですが、入り口がどこだか分からない!
周辺をぐるぐるまわってなんとか見つけました。
ヨーロッパの史跡などではよくあることだけど、入り口はとっても地味だったりするので、ここも最初、本当にここが修道院の入り口なの?と思ってしまいました。ここも通りには人が全然いなかったし。
中に入ると意外に充実した施設で一体どこから湧いて出たのかと思うぐらいお客さんが入っていました。
手前は遺跡から発掘された出土品などの展示や修道院の歴史を説明する博物館になっていて、それを一通り見学するとその先が修道院への順路になっていました。
最初、まだ修復中のようだし、遠くから建物を見られるだけかと思ったら、ちゃんと内部にも入れるようになっていました。
当時の装飾などはもちろん何も残っていなくてまさに遺跡の状態で、こういう教会の遺構を見るのは初めてだったので珍しくて面白かったです。
説明看板によるとロマネスク様式とゴシック様式を併せ持った建築だったようで(多分?)、手前には相当な大きさの回廊があったらしいです。
教会内部は仮設の階段を登って上から見下ろすこともできます。
この修道院が思っていた以上に楽しくてあっという間に時間が経ってしまい、そろそろ駅に行かなくてはならない時間。
修道院を出てもう一度、外から眺めてみました。こうやってみるとこぢんまりしているんですけど、中は案外大きいものなんですね。
対岸のコインブラ大学のある丘もよく見えます。今日もとっても良い天気♪
昼食は街中のパン屋さんで美味しそうな菓子パンを買って早めにコインブラB駅に行って食べることにしました。
人も少なくてのどかな駅。静かだし気候も良いので、駅のベンチでパンをかじるにはちょうど良かったです。
右上はポルトガルの名物パスディシュ・デ・ナタ。コインブラに限らずポルトガルの街のパン屋さんではしょっちゅう見かけました。
もうこれが絶妙に美味しいのです。カスタードクリームがたっぷり入っていて、もろに私好みの味♪今、思い出しても唾液が出てくるぐらいです。
この後も何度かお昼やおやつに購入しました。
左のでっかい丸いのもやはり卵を使ったものでナタと同系統の菓子パンです。これもかなり重量があって食べ応えがあります。
お腹が空いた状態だったので、ついつい買いすぎてしまいました。う~ん、ちょっと食べすぎかも。
でも美味しすぎて幸せ(笑)。
これで短い滞在でしたが、コインブラともお別れ。午後からはポルトに向かって出発です。]]>
ポルトガル旅行(その4 コインブラ1日目)
http://icewine.exblog.jp/14946325/
2010-11-09T01:29:24+09:00
2010-11-09T01:29:24+09:00
2010-11-09T01:29:24+09:00
icewine5
旅の思い出:海外
最初に訪れたのはサンタ・クルス修道院。
1131年に初代ポルトガル国王アフォンソ・エンリケスが創設し、16世紀にマヌエル1世が改築したそうです。
ポルトガルの教会やその他の歴史的建造物で目を引くのは、装飾タイルのアズレージョ。青を意味するアズールAzulが語源だそうで、鮮やかな藍色が本当に美しいです。北ヨーロッパの教会の一味違う美しさがあると思いました。やはり、エジプトやトルコで見たモスクにも通じるところがあって、同じヨーロッパでもイスラムの影響が感じられるのが興味深いです。
ドイツやフランスなどの教会やお城の装飾もそれは豪華で見事で美しいですが、日本人的感覚からすると派手すぎて落ち着かないのに対して、ポルトガルの教会はこのアズレージョがあるせいか、モスクに入った時と似たような感覚、居心地の良さを感じました。
(まあ、そうはいっても、私の場合、日本のお寺が一番落ち着きますが 笑)
もうひとつ、ポルトガルの教会で気に入ったのは教会の奥にある回廊です。このサンタ・クルス修道院だけでなく、今回の旅行で入った多くの教会で同じような美しい回廊があって、それがまたどれも素晴らしかったです。
サンタ・クルス修道院の回廊は「静寂の回廊」というそうです。
ここは青と黄色のアズレージョ。青と黄色の組み合わせというと、派手な感じがするけれど、これが意外とよくマッチしていて鮮やかだけど決してけばけばしくはないのです。
観光客もそんなに多くはないのでのんびり見て歩くことができました。
続いて訪れたのは旧カテドラル。
こちらもアフォンソ・エンリケスによって建造されたものです。要塞としても使われていたそうで、あまり教会らしくない外観なのも納得。
教会内部はわりとよくあるタイプの教会。今回の旅行ではコインブラでもポルトでもリスボンでも教会をたくさん見すぎて特徴のあまりない教会は既に印象が薄れてしまっています・・・。
ここは逆に外観の方が印象的でした。
旧カテドラルからさらに細い曲がりくねった坂道を登っていくとコインブラ大学に到着です。この旧大学の時計塔は丘の一番高い所にある街のシンボル的存在で、どこからでもよく見えました。
入り口にある鉄の門が有名らしいです。
帽子の間と呼ばれる学位授与などに使われた広間と旧校舎の図書館の見学がセットで7€。
こちらは図書館の入り口。図書館は見学時間が決まっていて、時間になるまでは外で待つことになります。
内部は撮影禁止でしたが、それはそれは豪華できらびやかな図書館でした。
書架には古い本がびっしり並んでいて、書架にも細かな彫刻などが施されていて、いわゆる大学図書館のイメージとは全然違いました。
帽子の間では、実際に学生と先生(研究者)?のような人たちが何かディスカッションのようなものをしていたので、邪魔にならないようにこっそり端っこの方で見学し、終わってから改めて中に入ってみました。
こんな素敵な部屋が今も実際に大学として使われているなんて、ここの学生が羨ましいです。
会議がしばらく続きそうだったので、一旦部屋の外に出て2階のバルコニーに出てみると、コインブラの街がよく見渡せました。
街を横切って流れるのはモンデゴ川。
とても美しい街並みです。
大学を出て少し下ったところに新カテドラルがあります。ガイドブックによると1598年に着工し、完成まで100年かかったそうです。
正面上部はバロック様式、カブはポルトガル様式なんだとか。
内部も祭壇や天井の豪華でしたが、全体的には比較的落ち着いた印象の教会でした。
ここまで見学したところでもう夕方。細い路地を下り、ポルタジェン広場に戻ってから、コインブラの街全体を撮影できるビューポイントとなる川の対岸に行ってみました。
コインブラはどこを歩いてもこんな細い石畳の道ばかりです。驚いたことにこんな細い道を路面電車が建物すれすれで通るんだからすごいです。これはコインブラに限らずリスボンでも同じ。
サンタ・クララ橋を対岸に渡りきったところから見たコインブラ大学のある丘。
雲ひとつない青い空と古い建物の組み合わせがとても美しい。絵葉書のような景色でした。
さて、この景色を眺めながら夕食をどうするか考えました。
なにしろ昼食を食べたのが遅かった上にボリュームもあったので、ほとんどお腹はすいていないし・・・
というわけで、昼間ポルタジェン広場近くのパン屋に美味しそうな菓子パンが並んでいたのを思い出し、行ってみることにしました。
パンの名前はよく分からないけれど、これと似たようなパンはポルトガルの街中のパン屋でしょっちゅう見かけました。
とにかくポルトガルはこの種の菓子パンがとっても美味しいのです♪しかも安いし♪
日本人の口にもよく合うと思います。
軽い夕食を終え、ポルトガル観光の実質1日目は無事終了です。小さな町なので案外簡単に見て廻ることができました。]]>
ポルトガル旅行(その3 コインブラへ)
http://icewine.exblog.jp/14939461/
2010-11-08T00:23:27+09:00
2010-11-08T00:23:27+09:00
2010-11-08T00:23:27+09:00
icewine5
旅の思い出:海外
旅の2日目、午前中はリスボンからコインブラへ列車で移動しました。
ホテルの最寄りの地下鉄の駅マルケス・デ・ポンバル駅から地下鉄ブルーラインに乗ってサンタ・アポローニア駅へ。
この国際列車や国内各都市への長距離列車が発着するターミナル駅です。
列車はわりと日本の長距離列車に近い感じです。
ドイツなんかの列車に比べると古ぼけた印象で、ちょっと狭いですが、車内は充分に快適です。
実は大変失礼ながら、この旅行を計画するまで、ポルトガルが南ヨーロッパということで鉄道の発着はとってもいい加減で、システムも古くて時刻表なんてあって無きが如しと勝手に思っていました。
でも、実際に行って見てそれが大きな誤解だと分かりました。
地下鉄は日本と同じようにカード式で電車の本数は多いし、長距離列車もちゃんと予定時刻通りに出発するし、表示もシンプルで分かりやすいです。
今回の旅行の鉄道移動ではポルトからリスボンに戻るときだけ、少し到着予定時刻より送れましたが、そういうことは珍しいことのようです。
無事、コインブラ到着。
ホテルに荷物を置いてまずは昼食場所探しです。
ポルトガルで入る最初のレストランだから一応ちゃんとしたものが食べたいと思い、事前にガイドブックで調べておいた店もあったのですが、店内の様子がよくわからずちょっと入りにくかったので予定変更。
観光の起点となるのがポルタジェン広場を中心に探してみることにしました。この周辺には観光客向けのカフェやお土産屋が集中しています。
ここからサンタ・クルス修道院までが街のメインストリートとなるRua Ferreira Borgesto
Rua Visconde da Luzです。
主な観光スポットはこの界隈にあるので、散策を楽しみがてら徒歩で見て廻るのにちょうど良いかと思います。
一人でも入りやすそうな店を探してウロウロ。そうこうしているうちにサンタ・クルス修道院の前まで来てしまいました。
修道院わきの道をちょっと入ったところに手頃なお店があったので、そこに入ることにしました。
Porta romanaというお店。そこそこ人が入っていたし、一人でも入りやすそうな雰囲気だったので席についてまずは一安心。
メニューを見て、ポルトガルは干し鱈料理のバカリャウが有名だから、あまり魚好きじゃないけど、とりあえず頼んでみることにしました。
で、これはまあメニューを指差しつつ頼めばよかったのだけど、ここの店員さんは全く英語が喋れない(涙)。
飲み物で赤ワインを頼もうと思ったのですが「Red Wine」が分かってもらえなかったので、ここで「4ヶ国語会話 ヨーロッパ編2」が登場。
日、英、仏、スペイン、ポルトガル語が並べて表示してあって、特に飲食関係ではこの本が重宝しました。
赤ワインは「vinho tinto」だと判明。店員さんもやっと分かってくれました。
ただ、グラス一杯というのはポルトガル語でどういうのか咄嗟に調べきれず、英語で言ったら分かったような感じだったのですが、実際に持ってこられたのはデキャンタでした。
これは後から段々わかってきたのですが、どうもポルトガルで庶民的な店でワインを頼むと基本は日本でいうところのハーフサイズの量が出てくるようです。(私のメニューの見方が足りなかったからかもしれませんが・・・)
見た目よりも量が多くてどうみてもボトル半分以上はありそうで、飲んでも飲んでも減らない(汗)。
しかも注文した料理を持ってくるのが遅いもんだからひたすらワインを飲んで待つしかないのです。
アルコール好きの自分もさすがにすきっ腹に飲んでまわってきました。
まだこれから観光しようというのに、昼間からこんな場所で暢気に一人呑んでていいんだろうかと思いつつ、ま、これも旅の醍醐味だよねと思いなおしてのんびり待つことにしました。
ようやく運ばれてきた料理がこちら。
干したタラを焼いたものにサラダとポテトがついています。
パッとみた感じそれほど量は多くないように見えましたが、これが意外をボリュームがあって完食するのに時間がかかりました。
味はというと・・・う~ん、私が元々魚好きでないというのを差し引いても、ここのバカリャウはもう一度食べたいと思えるほど美味しくはありませんでした。
きっとお店によって味も全然ちがうのでしょうけれど。
これで、やっぱり私は魚には縁が無いんだと実感。
魚が有名だからといって無理して魚を食べる必要もないわけだし、それよりも今後は自分の好きな肉をできるだけ選ぶようにしようと決心しました(笑)。
お会計もここは英語が通じないのが分かったから例の会話集で調べました
”A conta,por favor.”「ア コンタ ポル ファヴァール。」
一発で通じました♪
今回のポルトガル旅行で一番よく使ったポルトガル語といえばこの「ア コンタ ポル ファヴァール」と「ありがとう」を意味するObrigada、「こんにちは」を意味するBoa tardeかな。
とりあえずこれだけでもポルトガル語で言うと、それ以外を全部英語で通してもなんとなく相手が親しみを持ってくれるようでした。
レシートを入れてきてくれた箱がとても素敵でした。
別のレストランでもレシートを箱に入れて持ってきてくれるところがあって、これってポルトガルのレストランではよく見かけることなのでしょうか?
むき出しよりもちょっと品があっていいなと思いました。
バカリャウはイマイチでしたがワインはたっぷり飲めたし、これで確かチップで渡した分も含めて10ユーロぐらいだったはずです。
日本に比べてワインが安いのがとっても嬉しい♪
予定していたよりも長くかかった昼食を済ませて、ほろ酔い気分でこれからようやく観光です。]]>
ポルトガル旅行(その2 リスボンのホテル)
http://icewine.exblog.jp/14877197/
2010-10-28T22:37:00+09:00
2010-10-28T22:43:13+09:00
2010-10-28T22:36:59+09:00
icewine5
旅の思い出:海外
一応、一人旅なので安全を期して4つ星指定のプランを選びました。前もってホテルが分かっている分、自分で選ぶ手間が省けたのと、計画が立てやすかったのは良かったかと思います。
このホテルは事前にネットで口コミの評判を見たところ比較的良かったものの、中には駄目だったとの声もあり、多少不安もありましたが、まあ、寝に帰るだけだし、交通の便が良くて安全だったらそれでいいやと思っていました。
宿泊した感想としては、最初の1泊はちょっと困った点もありましたが、後半2泊はほぼ快適に過ごせました。
旅行代理店から到着が遅くなると場合によっては予約を取り消されることもあるので、ホテルに直接一報いれておくようにとのことだったので、初日に関しては、事前に飛行機の都合上チェックインが遅くなるけど予約はそのままにしておいてもらうようメールしておいたのですが、初日の部屋は狭かったし、どうも残り部屋だったような気がします・・・(憶測ですが。)
部屋はここのホテルの特徴だそうで、それぞれ映画にちなんだ内装になっているそうで、1泊目に泊まったのは「ハリウッド」という名前の部屋。
日本の旅館で各部屋に名前がついているような感じです。
で、その部屋の設備や備品、清潔さには何の問題も無かったです。
風呂場はシャワーカーテンのかわりにバスタブの半分がガラスの仕切りになっているタイプ。
問題はベッドに入ってから。
とりあえずさっさと寝てしまおうと思って睡眠導入剤を飲んで眠ったものの明け方頃からモーター音のような音が不定期にそれも頻繁に聞こえてきてかなり煩くてそれで目が醒めてしまいました(涙)。
翌朝、確認してみると私の部屋の隣が電気関係か水系統のポンプ関係の部屋になっていたようで、どうやらどこかの部屋でシャワーやトイレを使うたびにモーター音がしていたようです。
次回泊まるときも同じ部屋ではたまったものではないと思い、チェックアウトの際、次にリスボンに戻ってきたときは別の部屋にして欲しいと頼んでおきました。
希望が通ってポルトガル滞在最後の2日間の部屋は最初に泊まった部屋よりも静かで、窓からもちゃんと通りが見える部屋にしてもらえました。
部屋の名前は「STEVE McQUEEN」。
もちろん部屋の中にはこの人のポスターが飾られていました。
好きな人にはたまらないだろうな~。
部屋も一人で使うには広すぎるぐらい、スーツケースを広げて作業するスペースも充分にありました。
日本のビジネスホテルみたいに湯沸しポットとインスタントコーヒーや紅茶、ココアもあったのも良かったです。
ただ、やっぱりこのホテルは建物の構造に問題があるのか壁が非常に薄い!
後半はモーター音からは解放されたものの、隣の部屋の宿泊者の声や物音が聞こえてきて、結構うるさかったです。
まあ、深夜や早朝は静かだったので、特に問題はなかったですが。
朝食に関しては、コインブラとポルトで泊まったホテルに比べて最も良かったです。
パン数種類、ハム、チーズ、卵、ヨーグルト、果物、ジュース各種、コーヒー、紅茶が基本のビュッフェ方式でパンの種類や卵がスクランブルエッグだけの時やゆで卵のある時など日によって少しずつ異なりました。
朝食は朝7時から。
コインブラに行く電車の予定があったので、朝一番に食堂にいったところお客さんは他に数組だけ。それも今回の旅行で目にした数少ない日本人旅行客でした。
やっぱり日本人は朝早くから動くんですよね^^;
1泊目の朝食ではまずオーソドックスな選択をしました。
ポルトガルはどこでもそうでしたが、とにかくパンが美味しい♪
この白いパンもフランスパンみたいに固くなくて日本人好みのしっとりふわふわ感がよかったです。
後半5泊目の朝食。
この日はお菓子系のパンがそろっていました。前回よりも少し遅めの時間に食堂に行ったからかも。
トマト以外に温野菜があるのもヨーロッパのホテルではありがたいことです。
暗いけどこれでも午前7時台。8時近くになると急激に明るくなります。
冬になるともっと日が昇るのが遅くなるんだろうな~。
最終日にはさらにお菓子系のパンが増えていました♪
ポルトガルの街のいたるところでみかけるパスティス・デ・ナタもありました。
パイ生地の中にカスタードクリームがたっぷり詰まっていて表面が少しこげているのがなんとも言えず美味しいのです~。
今回の旅行では、このホテルの朝食だけでなく、何度かパン屋さんで購入して食べました。
日本でもたまにみかけるけど、ポルトガルみたいにどこでもあるわけではないから、この時とばかり食べまくりました♪
ゆで卵の半熟具合もちょうど好みだったので思わず撮影。
パンに関しては、この日が最後なので食い貯めとばかり、欲食いしまくりです(汗)。
こんな感じで朝食に関しては大満足でした。
室内などトータルでは四つ星というには、他の都市で泊まったホテルに比べるとちょっと劣るような気もしますが、都会だから仕方ないのかも。
何よりも交通の便が良くて、ホテルから徒歩1分程度のところに最寄の地下鉄入り口があるのは、どこに行くにも便利で本当に助かりました。]]>
ポルトガル旅行(その1 飛行機)
http://icewine.exblog.jp/14853636/
2010-10-25T01:59:50+09:00
2010-10-25T01:59:49+09:00
2010-10-25T01:59:49+09:00
icewine5
旅の思い出:海外
リスボンには直行便がないので、ヨーロッパのどこかの都市で乗り換えることになり、KLMかルフトハンザ、ブリティッシュエアウェイズ、エールフランスになることが多いようです。
KLMは以前も乗ったような気がするものの、記憶にはっきりのこっていません。少なくともエールフランスと経営統合されてから乗るのは初めて。
いまだに飛行機に乗るとワクワクするお子様の私も、最近はあまり期待しなくなっていたせいか、思っていた以上に良くて満足です。
航空会社によっては、最初の飲み物サービスと食事が一緒の所も多いけれど、KLMはちゃんと搭乗後におつまみと飲み物のサービス、その後、食事と飲み物の流れになっていたことで、まずは気分上々(笑)。
飲み物の種類もちゃんと揃っていたので、カクテルも作ってもらえました。
最初に飲んだのは写真を撮り忘れたけど、ジンとオレンジジュースのカクテル。
帰りの飛行機ではウォッカとりんごジュースを混ぜてもらいました。
できればこれに小さい小瓶のウォッカがついていれば、自分で調整できるのでいう事ないのですが、まあ、そこまでは仕方ないかも。
食事と一緒に頼んだのは、ハイネケン♪
KLMに乗ったからにはやっぱりこれを頼まなくちゃね!
食事は和風と洋風の2種類でどちらもお肉でした。私は迷うことなく洋風です。
機内食大好きな私にはなかなか美味しく感じられました。
パンは別途お盆に盛られた中から好きなだけもらえます。これもホカホカで機内食のパンにしてはしっとりしていて美味しかったです。
機内エンターテイメントも充実していて、映画、ゲーム、音楽など様々です。
映画は色々ありすぎて迷いましたが、行きは「セックス・アンド・ザ・シティ2」を見ました。
実はこの作品、面白いと話だけは友人からも聞いていてずっと気になっていたんですが、なかなか見るチャンスがなかったので良かったです。 セックス・アンド・ザ・シティ2 [ザ・ムービー] (1枚組) [DVD]ワーナー・ホーム・ビデオ
確かに「まさに我々世代の話」と言っていた友人の言葉に納得。笑いどころも多くて楽しい映画でした。
帰りは「幸せになるための27のドレス」を視聴。 幸せになるための27のドレス<特別編> [DVD]20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
こっちも飛行機のなかで見るのにちょうど良い軽いタッチのラブコメディですね。
ただ、日本語吹き替えは嬉しいものの、音のうるさい機内では逆にボリュームを上げても聞き取りにくくて耳が疲れました。できれば字幕の方がよかったです。
映画を観ている頃に途中でおやつが配られました。
アイスクリームかカップラーメンが選べるということで、アイスクリームを選択。
おなじみのスーパーカップでした。
しかし、もう1つの選択肢がカップラーメンというのがなんだかスゴイ。
で、気になったので、帰りの飛行機ではカップラーメンを注文しました。
完全にカロリーオーバーです・・・・
アムステルダム到着直前の食事は、少し軽めでした。
ペンネパスタ、これも結構美味しかったです。KLMって食事いけます!
飲み物はワイン。
こうやって飲んで食べて、映画見て、寝ているうちにあっという間にアムステルダムに到着です。
久々のスキポール空港。ここの空港は大きいけれど、表示が旅行者にとても分かりやすくて、導線も良いです。
時間があればゆっくりお店を見て廻りたいところです。
アムステルダムで乗り換えてリスボンへ。
ここまでは日本人のキャビンアテンダントもいましたが、ここからが本当に意味で外国旅行の始まりです。
機内ではサンドイッチの軽食とクッキーが出されました。
行きは赤ワインを飲んだので、帰りは白ワイン。帰りの飛行機は気分的にも緊張感が大分解けてきているので、アルコールもどんどん進みます^^;
クッキーとコーヒー。
日本のものよりも甘さも強めの分、塩味もきいていて、しっかりした味でした。
約3時間で到着。ポルトガル時間で午後10時半、日本は既に翌日の朝です。さすがにちょっと疲れたな~。
リスボンの空港はスキポールほどではないですが、結構広くてお店も揃っていました。
こちらは帰りに撮影した写真です。
空港内の店でキティちゃんを発見。思わず写真をとってしまいました。
旅行中、キティちゃんのTシャツを着た女の子も見かけたし、日本以外でも人気なのですね。
帰りの機内食も飽きずにビーフ。
肉大好き人間なので、1週間やそこらじゃ日本食が恋しいなんて全然思いません。というか、まだまだこってり洋食を食い足りない!って気分です。
ポルトガルで1週間、大量に食べ続けたせいで、日本出国前よりも胃が拡張したようです(汗)。
最後に成田到着前の朝食。
さすがにこの時はアルコールはなくて、大人しく水とコーヒーにしました。
ヨーグルトの味が日本のものよりも濃い感じ。これでヨーロッパの味ともしばらくお別れだと思うと、たかがヨーグルトでも名残惜しくなります。
こんな感じで、狭いエコノミー席の長旅も結構楽しく過ごすことができました。KLMはまた利用してもいいと思える飛行機でした。]]>
ポルトガル旅行(序)
http://icewine.exblog.jp/14841717/
2010-10-23T03:08:39+09:00
2010-10-23T03:08:33+09:00
2010-10-23T03:08:33+09:00
icewine5
旅の思い出:海外
ポルトガル、とっても良かったです!
気候も良く、強い日差しに真っ青な空、アズレージョ、ポートワイン、甘いお菓子、食事も美味しいし、街も北ヨーロッパとはまた異なる独特の趣があって素敵でした。
1週間の短い日数でしたが、自由気ままな一人旅で好きなところをあちこち歩き回ることができました。
全体の旅程は以下の通り。
【1日目】
成田からKLMオランダ航空でアムステルダムのスキポール空港へ。そこから乗り換えてリスボンに到着。
【2日目】
午前中 リスボンから列車でコインブラへ移動。
午後 コインブラ大学、新カテドラル、旧カテドラル、サンタ・クルス修道院を見学。
【3日目】
午前中 新サンタ・クララ修道院、旧サンタ・クララ修道院、涙の館の恋人たちの泉と涙の泉
午後 ポルトへ移動し、ドン・ルイス1世橋界隈の散策とポートワイン工場の1つサンデマンを見学
【4日目】
午前 サン・ベント駅、サンフランシスコ教会、ボルサ宮、エンリケ航海王子広場、エンリケ航海王子の家
午後 クレリゴス教会、カテドラル、ドウロ川クルーズ、ポートワイン工場のグラハム
【5日目】
午前 ポルトからリスボンへ移動
午後 サント・アントニオ教会、カテドラル、サン・ジョルジェ城、サンタ・ルジア展望台、ポルタス・ド・ソル広場、サンタ・ジュスタのエレベーター
【6日目】
午前 サン・ロケ教会、サン・ペドロ・アルカンタラ展望台、ジェロニモス修道院、発見のモニュメント
午後 べレンの塔、ビカのケーブルカー、カーザ・デ・リニャーレスでファド
【7日目】
リスボンからアムステルダムを経て帰国
こうやって振り返ってみると、自分はつくづくノンビリ旅行ができない性質なのだと実感します。とにかく少しでも効率よく欲張ってたくさんのところを見てまわりたくなるんですよね。
こういう時は一人旅だと自分のペースでズンズン行けるのが嬉しいです。
でも、その反面、家族や友人と一緒の旅行のように感動したことや楽しいことを一緒に分かち合ったり、ちょっと高級なレストランに入ったりできないのは、ちょっと残念ではあります。
でも、それ以上に一人旅には一人旅の良さがあると思っています。
リスボン、ポルト、コインブラはいずれも素敵なところでしたが、特に気に入ったのはポルト。ここはぜひとももう一度行きたいです。それとリスボンも1日半ではまだまだ時間が足りなくて見ていない場所が沢山あります。
またいつになるかは分からないけど、数年後にもう一度行ってみたいです。
ここから余談ですが、今回旅をしていて思ったことがひとつ。
不景気で海外に行く日本人が減少傾向にあるとは聞いていましたが、それにしても数年前に比べて本当に日本人観光客の姿が少なくなったように思いました。
ポルトガルが日本人からすると観光地としてはどちらかといえばマイナーなのかもしれないけれど、だとしても団体ツアー客も数回しか見かけなかったし、なによりも個人旅行をしている若い人の姿をほとんど見かけなかったのは、ある意味、残念でした。
私がちょくちょく海外旅行に出かけるようになった頃には既にバブルも崩壊していて決して景気の良い状態ではなかったけれど、それでもどんな辺鄙な場所でもたいてい日本人バックパッカーに出くわしました。
最近はニュースでも若い世代の人たちが海外旅行をしなくなったと報道されていたのを、ここ1~2年、実際に海外に行った時に感じるようになっていたのが、今回はさらに強く実感しました。
若い人たちの関心が、狭い自分の身の回りに閉ざされてしまって、内に内にと向かっているようで、そんなことで大丈夫なのかなとちょっと心配になったりもします。
別に海外に出ることだけが、視野を広げることにつながるとは思わないけれど、海外に限らず国内であろうと旅に出て非日常的な時間、空間を経験することは、様々なことに好奇心を持つことや、向上心を持つことのきっかけの1つにはなるはずです。
そうじゃないと、物事に対する関心が自分の周辺のことだけに向かってしまって、視野が狭くなる分、精神も早く老いるような気がするのですよね。
これは全くの個人的主観ですが、旅好きと若さは比例するというのが私の持論。
自分の周りの友人・知人をみても、活動的に旅する人はみんな精神的にも肉体的にも本当に若いです。それも幼稚ではない若さ。(とりあえず、自分がどう見えるかは置いとくとして 笑)
旅って単に楽しいだけではなくて、未知の場所に行くわけだから、やはりそれ相当の精神的、肉体的ストレスも伴うわけで、かなりの気力が必要なのも事実。
それでも旅しようというのだから、若いのも当然なのかも。
それプラス、色んな困難を乗り越えてでも旅したいと思うのは、それだけ好奇心が強いわけだから、必然的に色んな物事に引き出しを持っている人が多いです。
だから、若い日本人が旅に出なくなったということに危機感すら感じるのです。
話が飛躍しすぎかもしれないけれど、このままでは成長著しい周辺のアジア諸国に追い越されてしまうんじゃないかと・・・
もちろん、若い人でも積極的に外に出て活躍している人も大勢いるとは思いますし、そんな人がこれからもどんどん増えていってほしいものです。
なんてことを、大航海時代に活躍したヴァスコ・ダ・ガマやエンリケ航海王子、マゼランなどの偉人像の記念碑、発見のモニュメントを見ながら考えたりしました。
次エントリーでは、まず行きの飛行機から書いていきます。忙しいけどなんとか最後まで記録残したい!]]>
お久しぶりです
http://icewine.exblog.jp/14706360/
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icewine5
日々の雑談
コメントを頂いていたかたには不義理をしてしまい、申しわけございませんでした。
この1ヶ月ほど、時間があるようで結構あわただしく過ごしていて、一度、ブログを更新しなくなると、再開するのが億劫になっていたというのもありますが、せっかくここまで続けてきたのを辞めてしまいたくないので、ボチボチまた書いていこうかなと思っています。
とまあ、忙しかったというのは半分は言い訳で、個人的に生活環境が変わって本当なら時間に余裕ができたはずなのに、その分だらけてしまって結構無駄に時間を費やしてしまったりもしていました。
具体的にはお恥ずかしいことですが、パソコンの中に入っているカードゲームのスパイダソリティアに数年ぶりにはまってしまい、徹夜でひたすらゲームし続けるという本当におバカなことをしちゃったり、あとはNHKの海外ドラマ「新ビバリーヒルズ青春白書」にはまってしまったり・・・
新ビバリーヒルズ青春白書 90210 シーズン1 DVD-BOX Part1パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
昔大好きだったビバリーヒルズ高校白書と青春白書が新しい世代になってNHKで毎週放送しているのを夏ごろ(ちょうどブログの更新を怠りがちになったころ)に知って以来、ツボにはまってしまいました。
またこのネタは別エントリーで書ければそのうちに。(書き出すと止まんないかも 笑)
考えてみたらカードゲームもビバヒルも10代20代前半にはまったもので、それにいまさらながら再び熱中してしまったんですよね。我ながら進歩がないな~。
で、さすがにこういう不規則な生活はいかんと思って、(飽きてきたというのもあります)、再びブログを書こうという気になった次第です。
昨日、函館の高龍寺(そう!久々に函館行ってきました!)でもらってきた「禅の友」という座禅に関するパンフレット内のエッセーに「『束縛のなかの安心』のあとに訪れる『解放のあとの呪縛』といった感覚(中略)。自分で自分を律しなければならない分、全ての責任が自分自身に振りかかってくるのです。(中略)叱ってくれる人がいなくなった分、そこから真の意味での自分の修行が始まるのです。」という文章があり、帰りの飛行機の中でそれ読んで、このままじゃいけないとつくづく思いました。
とは言っても、夏の間ひたすらぐうたらしていたわけではなくて、旅行に行ったり、友人と食事したりとこれまでと同じように出歩いたりもしていました。
ブログは7月の奈良・京都・西宮でとまっていますが、その前後以降の主な出来事はこんな感じ。
6月上旬 オアゾのクリヨンで憂さ晴らし会
6月中旬 ホテル西洋銀座のアフタヌーンティ
7月下旬 エトワールガラ
7月下旬 日本橋三越のビアガーデン
8月中旬 丸の内の「響」で憂さ晴らし会
8月下旬 軽井沢旅行
8月下旬 コンラッド東京のアフタンーンティ
9月下旬 函館旅行(6度目ぐらいかな?)
他にも細々とありますが、多分、書ききれないのでこれぐらいでしょうか。
記憶をたどって簡単に書いていければと思ってます。
今後の予定で書いていきたいのは以下のとおり。
来週 ぺぺりんさんと恒例の食事会
3連休 初日は甥の保育園の運動会♪(もう今から楽しみ~)、あとは食事会。
10月中旬 ポルトガル旅行
とりあえず7月の奈良・京都・西宮編を近々終らせます。
それではまたよろしく御願いします!]]>
京都・奈良・西宮(その10 白鹿クラシックス)
http://icewine.exblog.jp/14424379/
2010-08-19T02:12:46+09:00
2010-08-19T02:12:45+09:00
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icewine5
レストラン
白鹿は私の通っていた幼稚園を経営している会社なので、昔からとても親しみがあります。
幼稚園の行事で白鹿の酒蔵を見学したことはおぼろげながら覚えていて、今でもその時嗅いだ蒸したお米や日本酒の良い匂いは記憶に残っています。
阪神西宮駅からバスに乗って南の方へ約10分。西宮駅から北側はお墓参りで時々来ていますが、海側へは子どもの頃以来。母もずっと来ていなかったので、震災ですっかり変わってしまった街並みに感慨深げでした。
レストラン内は以前の酒蔵をイメージしたちょっとレトロな雰囲気でした。
酒蔵なので窓は壁の低い位置ではなく、高い所にあるので、そこから差し込んでくる光が柔らかくて温かな感じがします。
ランチメニューは和洋創作、パスタなど洋食系メニューのほかに、酒粕を使った魚料理など酒造会社ならではメニューもあります。
私達が選んだのはサラダ、スープ、メイン、パンorライス、飲み物、デザート(+300円)の蔵シックスランチ。(1050円)。
デザートは追加で300円ですがクーポンを持っていったので、実質はデザートも込みで1050円でした。
ボリュームたっぷり、味も良くてこの値段ですから大満足です。
最初にスープとサラダ。
わりとどこにでもある付け合せ的な感じです。
メインは鶏肉料理。
これがかなりボリュームたっぷり。お肉の上にはそれが隠れるぐらい夏の野菜がたっぷり乗っかっていました。
フレンチとかイタリアンというよりも「洋食」と言うのがしっくりくるような王道をいく料理でした。
パンと御飯を選ぶことができて、パンの場合はお替り可能だったので、パンにしました。
ですが、メインがたっぷりだったので、お替りの必要はありませんでした^^;
デザートは予想以上のボリュームだったのが嬉しかったです。値段からすると小さなケーキがアイスクリームがついているぐらいかと思っていたものですから。
アイスクリームもクレープも大変美味でした。
最後に飲み物のコーヒーを飲みながら、お客さんも少ない平日の昼下がりでのんびり寛ぐことができました。
吟醸粕漬けとか粕汁も機会があれば食べてみたいです。]]>
京都・奈良(その9 平宋 奈良店)
http://icewine.exblog.jp/14417715/
2010-08-18T01:37:19+09:00
2010-08-18T01:37:18+09:00
2010-08-18T01:37:18+09:00
icewine5
レストラン
本当は最近人気上昇中の別の郷土料理店に行きたかったのですが、予約がとれなかったので、予約なしでも大丈夫なこちらのお店にしました。
場所は猿沢池のすぐ近く。ならまち方面に行く細い道に面した古いお店です。
柿の葉ずしに胡麻豆腐、焼物、焚き合せ、ほうじ茶の茶粥、葛きりなどがセットになった八重桜(3360円)を注文しました。
旅行などで和食が2日続くと飽きてしまうのですが、前日の「彩り」とは趣向の異なる郷土料理だったので美味しくいただきました。
平宋の柿の葉ずしそのものは、奈良からの帰りの新幹線で食べる時によく買っていましたが、お店に入って食べるのは初めて。いつも店の前を通りがかって気になっていました。
柿の葉ずしは平宋以外にもいくつかお店があってそれぞれ味に違いがあるんだけど、私は個人的にはここの柿の葉ずしが一番好きです。鯖そのものはあまり好きではないのですが、柿の葉ずしの鯖はとっても美味しく感じるのです。もう何個でも食べられちゃいます。
胡麻豆腐も奈良らしくて良いです。
焼物は鮎。
引き締まっていて、とても香ばしくて美味しかったです。
そしてもう一つ、奈良の名物といえばほうじ茶の茶粥です。
奈良の郷土料理の店では大体これが出てきます。
奈良の総合情報サイト「奈良っこ」 の茶粥特集によると、茶粥のルーツは次のようなものだそうです。
「9世紀初頭、弘法大師が唐から茶種を持ち帰り、大和地方に植えたのが「大和茶」。
江戸 の初め、お茶の産地だった奈良では、上納したあとに残ったお茶で炊いたお粥が茶粥の始 まりだといわれている。
お粥に米を使えたのは、当時、大和国が一反当たりの米高が全国 より多かったから。
また、「お水取り」で知られる東大寺二月堂修二会の練行僧の食事に出 される「茶飯」が広まったとも。」
茶粥はお茶の分量が御飯に比べてかなり多いので、さらっとしています。平宋の茶粥も御飯が鍋の底に沈んでいました。
非常に薄味なので、胃に優しく料理の最後でもするする食べられます。
デザートは葛きり。
これも奈良の名産ですね。
非常に健康的な食事なので、体の疲れたときには最適かもしれません。
気軽に入りやすいお店だし、行っておいて良かったです。]]>
京都・奈良(その8 法華寺、海龍王寺)
http://icewine.exblog.jp/14410643/
2010-08-17T00:10:00+09:00
2010-08-17T00:16:07+09:00
2010-08-17T00:10:45+09:00
icewine5
旅の思い出:国内
奈良駅からはちょっと離れているのでこういう機会でもないとあまり行く機会もないお寺なのでちょうど良かったです。
法華寺(地味なお寺のわりにHPは音が出たりして結構充実してます。)はパンフレットによると「聖武天皇御願の日本総国分寺である東大寺に対して、光明皇后御願に成るも日本総国分尼寺として創められた法華滅罪之寺」だそうです。
光明皇后ゆかりのお寺ということで境内には光明皇后千二百五十年大遠忌法要の碑が建てられていました。
本堂には国宝十一面観音菩薩をお祀りしており、春や秋に特別公開されます。
公開期間以外は国宝観音様の分身である十一面観音菩薩を拝むことになります。
私が行った時期は特別公開期間ではなかったので白檀の分身像を拝観してきました。分身なので、姿形は本尊と全く同じで、光明皇后の姿を写したものだと言われているそうです。
表情は優しいというよりもむしろ凛とした厳しさが感じられますが、決して冷たい印象を与えないのは顔立ちがふっくらとしているからのように個人的には感じました。厳しい中にも慈愛のこもったお顔の観音様といったところでしょうか。
お供え物のなかに天皇・皇后陛下からのお品もありました。そんなところも皇室ゆかりのお寺らしいと思いました。
法華寺の境内には浴室(からふろ)という国指定重要有形民俗文化財があります。
光明皇后が薬草を煎じその蒸気で難病者を救済したのだそうで、建物そのもんは室町時代後期に改築されたのですが、近年まで実際に利用されていたのだそうです。
その隣には光月亭という奈良県月ヶ瀬村の民家が移築されていました。
昨年行った県立大和民俗公園(感想はこちら)にも奈良の古民家が数多く移築されていましたが、やはり同じ県内なので内部も似たような構造になっていました。
境内東側には約1000坪の華楽園という庭があります。
100本の椿など花木・草木が約750種類あるそうですが、この時期は法華寺蓮というのが生い茂っていました。
花がボチボチ咲き始めたところでしょうか。
ただ、正直なところ、私はこういう葉っぱの大きく成長しすぎた植物は気味が悪くてとても苦手なのです・・・。観葉植物も大きすぎるものには恐怖心すら感じます。
基本的に花も間近で見たり触れたりするのはかなり苦手なので、植物は遠めに眺めるほうが好きです。
蓮は仏教に深いかかわりのある植物だし、不気味だと思うのは不謹慎なんですけどね。
自分の背丈よりも高い蓮の壁に囲まれた細い道を通り抜けるのはかなり勇気がいりましたが、ここを通らないことには先に進むこともできず、ダッシュで通り抜けました。
次に海龍王寺を訪れました。
もらったパンフレットの解説によると、藤原不比等の邸宅の一部だったところを光明皇后の御願により731年、新たに堂舎を建立して伽藍をあらためることで海龍王寺となったそうです。
遣唐使として唐に渡った玄肪が持ち帰った経典の中に海龍王経という経典があり、そのお経を唱えて九死に一生を得たことから、このお経を用い、遣唐使の渡海安全の祈願を営んだとのこと。
後の時代には弘法大師空海も渡唐の安全祈願のために写経したそうで、その遺巻が隈寺心経として残されているというのを読んで、そういえば以前、真言宗の薬研堀不動で写経したときのお手本が隈寺心経だったことを思い出しました。
こちらにも十一面観音菩薩像がありますが、拝めるのはやはり春と秋の特別公開の時だけです。
本堂では不動明王や愛染明王、文殊菩薩、毘沙門天などが祀られていました。
西金堂内には国宝五重小塔が安置されています。
高さ約4メートル。このような小さな五重の塔は初めて見ました。大きな建造物とちがって塔の建築様式を細部まで見ることができます。
はるか昔にこのような優れた建築技術が存在したことに驚きです。
法華寺も海龍王寺もほとんど人がいなかったので、のんびり拝観することができました。京都の大きな寺社もいいけど、奈良の小さいけれど歴史のあるお寺はまた別の風格と落ち着きがあってとても好きです。]]>
京都・奈良(その7 平城遷都1300年祭 後半)
http://icewine.exblog.jp/14404405/
2010-08-16T01:34:34+09:00
2010-08-16T01:34:31+09:00
2010-08-16T01:34:31+09:00
icewine5
旅の思い出:国内
見物しやすい場所を確保しようと早めに行きましたが、なにしろ真昼で一番暑い時です。見物場所となる沿道はぎらつく太陽を遮る屋根も無いし、お客さんはそれほどいませんでした。
なので、一番見やすい真正面の場所を係りの人に教えてもらってそこで待機。我ながらなんでこんなに自分は暑さに強いのか不思議です。というかこのぐらい暑いほうが体がよく動くんだけど^^;
さて、衛士隊の再現は公式HPによると「奈良時代、平城宮皇城門の警護を担っていた衛士による警護の様子を平城宮の象徴的な朱雀門等を背景に、創作を加えた古代再現アトラクションとして展開。」だそうです。
緑の服を着た人が責任者で、交替する衛士が各7~8名ずつ。責任者が衛士の名簿と照らし合わせて本人確認して交替します。
再現そのものは宣伝文句からすると、ちょっと地味ですが(笑)、責任者役の人をはじめ、衛士の皆さんは暑い中での熱演、お疲れ様でした。
衛士隊の再現が行われた南門広場から今度は会場東方の遺構展示館に向かいました。
とにかく広い会場なのであちこちに会場内地図が掲示されています。
平城宮跡資料館900m、朱雀門広場1000m、遣唐使船復元展示1100mなどなど・・・。ウォーキング運動にはとっても良い場所ですが、歩くのが嫌いな人には絶対に向かない場所でしょうね(笑)。
こちらは、道路の路面上にも現在地を示す地図が設置されていました。
ちなみに会場内にはハートフルトラムとハートフルカートが一定のルートで周遊していますが、高齢者と障害者優先で利用条件がいくつか設定されています。しかも本数がかなり少ないようで、走っている姿はほんの数えるほどしか見かけませんでした。
なので、会場内の移動は一般人の場合、基本的には徒歩となります。
遺構展示館に行く途中には第二次大極殿跡と内裏跡があります。
復元などは特になく、遺構だけ。以前は他の場所もこんな感じだったんですよね。
写真は第二次大極殿跡から見た復元された第一次大極殿です。
続いて遺構展示館です。炎天下の野原を汗ダクになって歩き続けたので冷房の効いた館内が気持ちいいです。
ここでは発掘調査で見つかった遺構をそのまま見ることができるようになっていて、展示されている遺構は昭和39年に発掘調査された掘立柱の柱穴の跡だそうです。
これを見ると柱穴の重なりなどから建物の配置の変遷や年代が分かるのだそうです。
展示館の隣には「宮内省」が復元されています。
これも地味な建物で、最初はこれが見学できる施設だとは気がつかなかったのですが、実はこの内部にもちょっとした展示物があったりします。
ここから今度は南東のはずれにある東院庭園広場に向かいました。
なんか人が全然歩いていません(笑)。会場内の道はだいたいどこもこんな感じで、両脇は草っ原です。
雷注意の掲示と熱中症注意のアナウンスが流れているのも納得です。
東院庭園とは「平城宮は他の日本古代都城の宮殿地区には例のない東の張出し部を持ちます。この南半は皇太子の宮殿があった場所で、「東宮」あるいは「東院」と呼ばれていました。その南東端に東西60m、南北60mの池があり、これを中心に構成されている区画が東院庭園です。」(公式HPより)
この時代から皇太子の住むところは東宮だったのですね~。
発掘調査の結果に基づき、庭園内の建物、苑池や橋、直物まで奈良時代の庭園を復元展示したそうです。
ここで説明をしてくれたガイドさんによると、この人工池は遺構を保護し地下に水が漏れないよう底はビニール?が施されているのだそうです。
見学しているときにちょうど何かの撮影が始まりかけたようで、奈良時代風の衣装を身につけた人が池の前に現れました。
庭の中央から南側の建物をのぞむ景色もなかなか良いのですが、残念なことに会場外のボーリング場の屋上に立っているピンが、否が応でも目に入ってしまいます・・・
これで、会場内の施設はほぼ見終わり、あとはお土産店舗のみ。
この時点でまだ少し時間に余裕があったので、東院からすぐ近くの法華寺と海龍王寺まで足を延ばしてみることにしました。
写真はお寺から再び会場に戻って出入り口に向かう道から撮影した大極殿。
こうやって見ると本当に草深い会場です。まあ、このだだっ広さと地味感、素朴感が京都とはまた違う奈良の良さでもあるんですが(笑)。
平城京跡はまだ実際に発掘作業も行われているようで、この広い原っぱの下からは今後も古代の新たな発見があるかもしれません。そういうところにきっと考古学を携わる人は面白さを感じるんだろうな~と、会場を歩きながら思ったりしました。
会場内の全部の施設を一通り見て廻ろうとする場合、やはり丸一日必要かと思います。
私の行った時期は梅雨明けで連日猛暑続きだったおかげ(?)なのか、お客さんも少なかったので、どの場所もじっくり、ゆっくり見学することができました。
恐らくこれから秋になり気温が下がってくると開催期間も終わりが近づいてきて、お客さんも増えてくるだろうから、暑いのが平気な人の場合、今この時期はチャンスです(笑)。
やはりこの広さは実際に歩いて体感してみるのと写真や映像で見るだけなのとでは全然違うので、頑張って歩いた甲斐がありました。]]>
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