晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


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カテゴリ:読書(歴史関連)( 7 )

歴史読本3月号

まだまだ寒い日が続きますが、そろそろ6月の小樽、夏の函館の旅の計画も立てなきゃな~と気持ちは既に夏に向かっています。
最近はスキーとも全く縁がなくなったし寒い冬は本当に苦手・・大好きな春と夏が待ち遠しくてなりません。

さて、和魂凡才の香音里さんのところで拝見して、購入した歴史読本3月号。「古写真集成 幕末人の肖像」ということで、幕末の著名人たちの写真満載の美味しい特集号でした。
どこかしらで見たことにある写真が沢山ありましたが、こうやってまとまって見られるのは色々比較できて面白いです。この人、ハンサムだな~、う~ん、この人はイマイチ・・・とか(笑)。
歴史オタにとっては、いまどきの芸能人の写真を見るよりも楽しめます。
歴史読本 2008年 03月号 [雑誌]
/ 新人物往来社
スコア選択: ★★★★



いきなり表紙から強烈なのは、黒田清隆の爆発頭。見事なまでのアフロヘア。(呆然・・・)
すごい毛髪量で、しかもそれが地球の重力に反して上向きに生えてます!

この爆発頭の写真、誰かを思い出すんだけど、一体誰だったのかずっと考えていたんですが、思い出しました!
王欣太さんの「蒼天航路」に登場する呂布です。
蒼天航路 (1)
李 学仁 / / 講談社
スコア選択: ★★★★



三国志の曹操を主人公とする「蒼天航路」については以前もちょっと触れましたように、これまでの三国志登場人物に対する既成概念を覆すような強烈な個性を持った面々がでてきますが、呂布も最初に見た時はぶっとびました。
そのときの破壊力を思い出すような黒田さんです。しかも酒乱で乱暴そうなイメージとか、黒田さんってどことなく呂布を彷彿させるものがあります。

もうひとつ、改めて思ったこと。以下、ミーハーぶり全開ですが、ご容赦を!

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by icewine5 | 2008-02-07 00:31 | 読書(歴史関連)

蜂谷涼「へび女房」より「雷獣」

「歴史読本」3月号を購入するついでに、榎本武揚が登場するという蜂谷涼さんの「へび女房」を入手しました。
幕末、明治時代の女性を主人公にした4つの短編集で、とりあえず、榎本さんが登場する「雷獣」を読みました。
(他の短編もざっとページをめくってみたところ、別の短編「うらみ葛の葉」には大鳥圭介も登場するんですよね~。こっちはまた後日。)
へび女房
蜂谷 涼 / / 文藝春秋
スコア選択: ★★★★



さて「雷獣」ですが、これ、良かったです~!
今まで読んだ榎本さんの恋愛モノ(って勝手にジャンルを作ってます 笑)では、以前読んだ「アラミスと呼ばれた女」よりもずっと私のツボにはまりました。
「アラミスと呼ばれた女」も話としては面白かったものの(感想はこちら)、男装の女性が榎本さんと恋愛するのが生理的に駄目だったのと結末のご都合主義に違和感がありましたが、この「雷獣」はとにかく榎本さんがいい男だし、主人公の芸者・小せん、黒田清隆をめぐる三角関係に「萌え」ました(笑)。
結末も切なくてイイです。

オーソドックスなストーリー展開だし、歴史小説というよりも歴史上の人物を使った恋愛小説といった感じなのですが、中途半端に歴史的要素を交えずに思い切ってベタな恋愛中心の展開としていることで、まとまりのある完成度の高い作品になっているよう思いました。

以下ネタバレありです。
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by icewine5 | 2008-02-06 22:49 | 読書(歴史関連)

これから読むもの「幕末不戦派軍記」その他

前エントリーのついでに幕末がらみでこれから読む本の自分用メモ。

群像10月号の野口武彦著「幕末不戦派軍記 蝦夷共和国の巻」。

少し前に買ってそのままになっていた雑誌。
ざっと斜め読みした感じだと、小説風の歴史評論のようですね。
箱館政権の始まりから終わりまでの状況を榎本武揚中心に「南柯紀行」や「復古記」など文献からの引用を交えて論評しています。

下っ端らしい?4人組が一応狂言回し的に登場するのですが、「読者にはもうおなじみの」と書かれているので、前から連載していたんですね。
群像を買うのは久しぶりだし、榎本さん関係の本も自分で開拓していないので、全然知らなかったです。自称・榎本さん好きなのにファン失格ですね(笑)。

佐々木譲氏の「武揚伝」だと完璧に描かれていた榎本さんですが、こちらは比較的淡々と第三者的に彼の長所・短所を描写していて、開陽丸を沈没させたのは「軍事指揮官らしからぬお粗末な判断」と述べています。
私もどんなに榎本さん贔屓とはいえ、確かにその通りだなと認めざるをえません^^;
江戸脱出以降、戦争終結まで榎本さんは結構判断ミスをしてるんですよね・・・そうした小さなミスの積み重ねが結果的に敗北を招いたんだと思います。


もうひとつは月刊現代。
こっちは毎月目次だけはチェックしていますが、11月号は私にとってのお買い得号でした。

お目当てその1 
特集 名著で学ぶ「日本人の志」 第一部 作家が選んだ英雄たち-ブックガイド付き-

幕末維新の立役者として津本陽氏が勝海舟をあげています。
津本氏って勝海舟贔屓なんですね~。
「幕末期に活躍した人物の中で、人間的なスケールがもっとも大きいのは勝海舟です。」と書かれています。
「武揚伝」では姑息な人物に描かれていましたが、どっちの評価もありでしょうね。
その前述の「武揚伝」も「幕末維新」を読む(末國善己著)で紹介されていました。
それ以外だと新選組オタにとってはお馴染みの子母澤寛「新選組始末記」や司馬遼太郎「燃えよ剣」、池波正太郎「近藤勇白書」なんかも出ていました。

月刊現代では以前にも同じような企画があったように記憶していますが、この手の歴史本紹介が随分好きなのですね。

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by icewine5 | 2007-10-03 23:40 | 読書(歴史関連)

アメリカ人の書いた新選組本

全く別の情報検索をしていたら、新選組関連で面白いものを発見!既に新選組オタの方々はとっくに入手済みなのでしょうか?
アメリカ人作家が書いた新選組本だそうでタイトルは、
「アメリカ人作家が見抜いた新選組の真実 新選組 将軍警護の最後の武士団」(原書名"SHINSENGUMI: The Shogun's Last Samurai Corps")

新選組―将軍警護の最後の武士団
ロミュラス・ヒルズボロウ / / バベル
スコア選択:



Shinsengumi: The Shogun's Last Samurai Corps
Romulus Hillsborough / / Tuttle Pub
スコア選択:




 発売元のバベルの紹介によると著者のロミュラス・ヒルズボロウ氏は在日15年。ライターを務めた他、日本紙の米国通信員としても活動されている方だそうです。
翻訳したのは、正木恵美さんという方で大河ドラマ「新選組!」をきっかけに興味を持たれたのだそうです。

外国人から見た新選組というのは、どんな風に描かれているのか、とても気になります。
これはオタ女の端くれとして(笑)どんなものか読んでおかねばなるまい、というわけで、早速アマゾンで注文します!
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by icewine5 | 2007-07-13 19:57 | 読書(歴史関連)

宇江佐真理著「アラミスと呼ばれた女」読了

佐々木譲氏の「武揚伝」に続き、榎本武揚本ということで宇江佐真理氏の「アラミスと呼ばれた女」を読みました。
武揚伝と違って、こちらの主人公は榎本さんの恋人(と言っていいんだろうか・・)のお柳なので、榎本さんはお柳の視点で描かれていました。
オランダ通詞だった父親の影響でフランス語に精通しているお柳が、幼馴染である榎本武揚との縁で通訳として男装して函館までつき従っていくお話。
アラミスと呼ばれた女
宇江佐 真理 / 潮出版社
スコア選択:



作品の設定に関しては、「これはちょっとあり得ないな~」と思いつつも、女性作家の書く土方歳三小説にありがちなドリームが入っていなかったし、お柳が単なる付け足しではなく、彼女と榎本の関係がきちんと物語の中心軸となっていたので、読みながら引いてしまう事はありませんでした。

あまり偏見を持ってもいけないのですが、女性の書く土方本だと、土方さんへのドリームが強すぎて、一応、運命の女性とか印象的な女性という設定の人が出てきても、それがいかにもとってつけたみたいに不自然だったりする事がたまにあります。
なので、この「アラミス~」を読む前も実は少し警戒していたのですが、幸い、それは杞憂に終わりました。

ただ、あくまでも私の好みの問題なのですが、お柳が函館政府内で男装して通訳するという設定には、最後までどうもしっくりきませんでした。
主人公のお柳の男装姿というのが萎える原因だったかもしれません。
これまで日野や会津のお祭りで女性がポニーテールに羽織袴の武士のコスプレで行列に参加しているのを何度も見ているせいか、お柳の男装姿というとどうしてもそのイメージが脳裏に浮かんでしまうのですよね(笑)

女性が官職につけなかったから男装したというのは理解できます。
しかし結局、男装していても、彼女が女性であり、榎本武揚の「いい人」だということは周囲のほとんどの人が気づいていたわけだし、男装しなくても「フランス語が話せる榎本さんの女で非公式に通訳もやっていた」という設定で成り立つ物語だったんじゃないかという気がしないでもないです。
ま、この本での私のお目当ては榎本武揚なので(汗)、お柳の男装の違和感には目をつぶって読みました。

その、榎本さんですが、「武揚伝」とは全然別ものなので、比較して読むのはあまり意味がない事だと分かってはいても、つい2つの作品の榎本像を比べてしまいます。
「武揚伝」の感想はこちらです。
武揚伝の榎本さんが完璧な優等生だったのに対して、「アラミスと呼ばれた女」の榎本さんはベランメイ調でやんちゃな江戸ッ子。基本的には優しくて、正義漢なのだけど、お柳に対しては男のエゴあり、我が儘な一面もありで、その我が儘もお柳に惚れているが故の態度なんだと思わせる人間臭い榎本武揚でした。
この榎本さんも私的にはOKかなw
ただ、この榎本さんを片岡愛之助さんがやるのは、どうなんでしょう(笑)ちょっと見てみたい気もしますが。

その他の登場人物について
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by icewine5 | 2006-07-25 01:24 | 読書(歴史関連)

佐々木譲 「武揚伝」読了

春から読み始めた「武揚伝」をゴールデンウィークにようやく読み終わりました。
感想を書く暇がなくて、ずっと放置状態になっていましたが、さすがに1ヶ月経つと、徐々に記憶が薄れてつつあるので、忘れないうちに感想です。

榎本武揚の前半生を描いたこの小説、久しぶりに充実した内容の作品に出会えて非常に満足しました。
小説全体の書きぶりについては、詳細に描かれたドキュメンタリー小説という印象を受けました。NHKのその時「歴史が動いた」の活字版といったところでしょうか。

ここでの榎本さんは、読まれた方のレビューをいくつか拝見させて頂きましたが、皆さん、書かれているように「完璧な理想の人間」です。
小説の場合、多少の性格的欠点となるようなエピソードなども踏まえつつ、描くことで人間臭さを出すことはよくありますが、佐々木譲氏はあくまでも完璧なヒーロー榎本武揚を描くことを貫いています。
その点で、私は逆に新鮮さを感じました。

登場人物の欠点も紹介しつつ、愛すべき人間臭さを表現するには、実はかなりの高等テクニックが必要で、例えば司馬遼太郎はそれが本当に上手いなあと思いますが、下手な作家がそれをすると見事にイタイ事になってしまいます。
その点、佐々木譲氏の「武揚伝」の場合、榎本さんを中途半端な人物像にしなかった事によって、潔い榎本像を浮き彫りにすることに成功していると思います。

榎本さんとその仲間たちが皆、文句なしに「いいヤツ」である一方、彼らを際立たせる究極の敵役として、姑息な勝海舟、口先だけの駄目男の徳川慶喜が対置されていて、私としてはこの二人の嫌なヤツの言動が妙に面白かったりしました。
ヒーロー「榎本武揚」と敵役「勝海舟」&「徳川慶喜」という二項対立が物語全編の軸となっていて、読む側としてはとても分かりやすいです。

ここまで徹底的に「嫌なヤツ」として描かれた勝海舟の描写を読むと、逆に他の小説家は勝海舟をどんな風に描いているのか、また勝海舟視点で書かれた伝記なんかも読んでみたくなりました。

さて、物語の内容についてですが、1~2巻の比較的平和で順風満帆な榎本さんの青春時代は安心して読み進めることができましたが、オランダ留学から帰国後、政治的混乱の中に否応なく身を置くことになった3巻以降は、ヤキモキの連続でした。

読みながら「釜次郎よ、はよう開陽丸で江戸から脱出せんかい!ゴルァ~ッ!!」と、何度、文庫本の中の榎本さんに向かって悪態をついたか分かりません(笑)
今まで、私の知識不足もあって、函館戦争は元々、負けるべくして負けたというイメージがあったのですが、「武揚伝」を読んでからは、天気が味方をすれば、もしかしたら、北海道は今頃、蝦夷共和国だったかもしれない!?、蝦夷に行くにはパスポートが必要だったかもしれない、と本気でそんな気がしてきました。

とにかく、最初の躓きの原因は江戸脱出の日時が悪かったこと。
よりによって、ちょうど嵐とぶつかる日に出航してしまい、開陽丸にダメージを与えてしまった事が最終的な敗北につながっているのが良く分かりました。

「武揚伝」では、そうとは書かれていませんが、これはある意味、榎本さんの判断ミスだったんじゃないかと思います。
勝海舟の本心を見抜けず、仙台、会津での情勢を見極められなかった点は、完璧な榎本さんであるが故に、このことが致命傷になった点を読みながら歯がゆく思いました。
f0059671_20463216.jpg
写真は昨年、訪れた江差の開陽丸青少年センターです。
昨年、ここを訪れた当時は、榎本さんと開陽丸の結びつきにつきがそこまで深いものとは実感していなかったので、単に江差で沈没した榎本さんの船ぐらいの感覚でした。
でも、「武揚伝」を読んで、「開陽丸」は榎本さんの青春そのものだったんだということがひしひしと伝わってきました。

もう1つ「武揚伝」を読んで思ったこと。
榎本さんの江戸脱出から仙台を経て、函館で新政権を樹立した状況は、昭和初期に、行政官僚が軍部を抑えきれずに暴走して関東軍が満州国を作ってしまったいきさつと少し類似しているんじゃないかということです。
もちろん、関東軍が満州国を設立した目的やそこで中国の人々に対して行った事と榎本海軍の目的とする理想の蝦夷共和国とは全然違うものですが、めまぐるしい世界情勢に対応しきれない、ふがいない官僚たちが、血気盛んな軍部の動きを抑えきれなかった点では共通しているんじゃないかと思います。

印象に残った登場人物について
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by icewine5 | 2006-06-05 20:53 | 読書(歴史関連)

歴史時代書房「時代屋」で衝動買い

昨日は、ジュサブロー館に行った後、先月オープンした神田小川町の歴史出版物の専門店「歴史時代書房時代屋」を探索してきました。

店先には一般雑誌が並んでいて、一見、普通の本屋のように見えるのですが、陳列してある文庫本は全部、歴史関係だし、男性店員は作務衣、女性店員は着物。
ちょっと大江戸温泉物語テイストも感じられる和の小物やお香も販売されていて、店の奥に行けば行くほど、マニアック度も上昇です。
2回に上がる階段の踊り場にはデーンと鎧兜が置かれているし、フィギュアもちらほら。
う~ん、このノリは日野の新選組グッズ店に近いものがあるわ。

ジャンルは主に日本史が中心で、西洋史、三国志などの中国史、朝鮮史が少々といったところです。
今は時期的に功名が辻関係や武田信玄関係の書籍やグッズがけっこう充実していました。
それ以外では、戦車や戦艦大和の模型がやたら沢山ありましたが、これは店主の趣味ですかね~(笑)

お目当ての幕末関係もそこそこありましたが、思ったほど豊富に揃っているというわけではなかったです。新選組関係は見たり読んだりしたことがあるようなものが、ほとんど。
幕末よりも明治以降~昭和コーナーの本が面白くて、最初は立ち読みだけのつもりだったのが、結局買っちゃった。

衝動買いリスト
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by icewine5 | 2006-03-20 12:31 | 読書(歴史関連)