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晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


by icewine5

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舞台「憑神」

1週間前の土曜日、新橋演舞場で「憑神」を観てきました。

個人的なお楽しみはストーリーそのものというよりも、脇役で登場する榎本武揚の活躍ぶり。
映画では本当にチョイ役でしたが、舞台では予想以上に登場シーンが多くて榎本好きには美味しい舞台でしたw
パンフレットでも映画と違って、主役の別所彦四郎、死神のつやの次、3番目に名前が出ていて、観る前から期待度大。

榎本武揚役は葛山信吾さん。
2004年の舞台「燃えよ剣」でも確か出演していたのは記憶していたのですが、劇場ではどの役だったのか思い出せなくて、家に帰って昔のパンフレットを確認したら沖田総司役の役者さんだったんですね。
あの舞台は土方役の上川隆也が格好良すぎて他の役者さんの記憶が今では完全に飛んじゃってるんですが、沖田だったということは結構出番多かったはず。

ちなみに一緒に行った昼メロ好きのA子さん、パンフレットの榎本さんを見て「あっ、ナオヤさん・・・」とつぶやいてました(笑)
ナオヤって、一体誰???
昼ドラ「真珠婦人」で主人公の恋人役の好青年「直也さん」を演じたんだそうです。

榎本武揚というと「新選組!!」以来、片岡愛之助さんの演じる榎本さんが私の中では脳内イメージとして確立していたのですが、葛山さん演じる榎本武揚もなかなかいいんじゃないのと思いました。
スラっとスマートな明るい現代風好青年の榎本武揚がとても新鮮でした。

ビジュアル的には本物に似ているかどうかはともかく、イケメンぶりは文句なしですw
一見、一流ホテルの若いドアマン風といったところかな。
とにかく足が長い!「燃えよ剣」でもこの人見ていたはずなんだけど着物だったから気がつかなかったのかな。
スタイルが非常にいいので、立ち回りがとっても格好イイ!

こういう榎本像も私はアリじゃないかなと思いますし好感を持ちましたが、観る人によってはちょっと軽く感じるかもしれませんね。

以下、若干ネタばれありの感想です。



原作はとりあえず買ったもののまだ読んでいないので、映画との比較になってしまいますが、全体のストーリーそのものは映画の方が描写が細かい分、面白かったです。
ただし、榎本武揚目的で見た場合、舞台版が圧勝。

全体は二幕構成で、一幕目は彦四郎が三巡稲荷に手を合わせたがために、貧乏神にとり憑かれた所から厄病神騒動の途中まで。
二幕目は、疫病神が彦四郎の兄にとり憑いたところから彦四郎が将軍の影武者として上野に向かうところまで。

第一幕では、榎本さんの出番は映画よりやや多いぐらいですが、要所要所で出没しますw
主な出没現場は、彦四郎がよく利用する下町の移動蕎麦屋。
なにげに力士・九頭竜の姿をした厄病神と榎本さんが一緒にご飯食べていたりするのが笑えました。

で、何をしに来たのかというと、ふいに現れては災難に巻き込まれた彦四郎を励まします。
いや、励ますというのはあまり適切でないかも。
貧乏神やら厄病神にとり憑かれた時も結構無責任な茶々を入れたりして楽天家ぶりを発揮していました。榎本さん・・・他人事だと思ってすっごいいい加減な事言ってない?(笑)

服装は一幕でも洋装なんですが、お馴染み海軍の軍服ではなくて、ちょっと官軍っぽい服装。
足が長いし、この時はブーツじゃないのもあって、座るとズボンが余計に短くなってスッテンテンな感じが個人的にはツボでしたw

さて、二幕。
榎本さん、本筋にはあまり関係の無い場面で大活躍?でした。
服装もスッテンテンの官軍風洋装からお馴染みの軍服に変わり、足元はブーツ。足の長さがさらに強調されていい感じですw

活躍場面その1。
慶応4年1月、大阪湾での榎本さん率いる開陽丸VS薩摩藩の春日丸の海戦が、なぜか貧乏神と疫病神によるワイドショー風解説付きで詳しく紹介されました。
もしかしてこれって榎本ファンのためのサービスシーン・・なんでしょうか。
まさか、こんな場面で開陽丸と春日丸の標準装備の大砲数やら馬力、大きさ比較、海戦での特徴なんかを見聞きするとは思いもしなかったです。

この海戦での榎本さん、「行け、行けーっ」と大砲撃ちまくるは「チックショー!」と地団駄踏むはと、血気盛んな若者のようでした。いや~良い意味で私の中のイメージが覆されたかも。

活躍場面その2。
官軍に寝返った幕臣相手に彦四郎とともに大立ち回り。
将軍の鎧番をする彦四郎を説得に来た榎本さん。ちょうどそこに現れた敵相手に派手なチャンバラを見せてくれました。
いや~眼福。

結局、榎本さんの事しか書いてない(汗)。
他にも気がついたことを少し書き留めておきます。

主役・別所彦四郎に関しては、映画の妻夫木くんも私は好きでしたが、中村橋之助さんもすごく合っていたと思います。妻夫木くんよりも線が太くて逞しそうな彦四郎でした。

死神のおつや役は鈴木杏でしたが、やはり映画のように子役が演じた方が良かったように思います。
あどけない童女が「死神」だったというギャップは子供じゃない演じるには無理があるような気がします。

貧乏神の伊勢屋も映画の西田敏行さんの方が強烈だったかな。ユーモラスな感じも映画の方が個人的には勝っていたように思いました。

話の内容そのものについては、面白かったものの正直言ってさほど心動かされるものはありませんでした。
とにかく、榎本さんの活躍シーンが多かった事が私にとっては一番の収穫でした。
by icewine5 | 2007-09-16 01:29 | 観劇・音楽鑑賞・博物館