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晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


by icewine5

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初めての写経

薬師寺東京別院で土曜法話を聞いた後、念願の写経を初めてやってみました。
直接のきっかけは薬師寺参拝ですが、そもそもの動機は祖父の形見の般若心経から。

祖父の家は昔から書をよくする家系で、元々お寺関係に縁があったこともあって般若心経のお軸も子や孫たちにゆき渡るぐらい沢山残していました。
今はなき祖父母の家といえば、家じゅうの壁にかけられた漢詩や般若心経の掛け軸、墨のにおい、床に広げられた書きかけの半紙、早朝に祖父があげるお経と木魚の音、お線香の香りなどが懐かしく思い出されます。

ただ、その頃はそれらの光景が当たり前すぎて、自分からお経のことや先祖のことなどきちんと聞いたこともなく、書に関しても私自身は今まで筆もろくに持ったことがありませんでした。
今になって思えばもっと色々聞いておきたいことがたくさんあったのに・・・
遅ればせながら、これから少しでも祖父の足跡を辿れれば・・・それが写経をやりたいと思った発端です。

さて、薬師寺では有名な高田好胤127代管主が「お写経勧進による白鳳伽藍復興」に力を注いだこともあり、今も奈良の薬師寺内でも至るところで、写経の宣伝(?)をしていました。

般若心経は一巻の納経料が二千円。写経道場に行って書くこともできるし、自宅で書いて返信用の筒に入れて郵送で納経することもできるという、初心者にもとっつきやすいシステムです。

ここは写経に限らず、本当にお寺経営を色々工夫しています。
とにかく一般人が気軽に参加できるイベントが多いし、観光客相手に若いお坊さんがちょっとした法話をしてくれたり、職員が皆とても親切にお寺のことを説明してくれるし、一丸となってお寺を盛り立てようという意欲が強く感じられます。

ちょっと横道にそれました。



今回は全く初めてということで、入室の作法から書き方まで一通りを職員の方が説明してくれました。
まずは、入室前にお寺が貸してくれる輪袈裟を首からかけて口に丁子を含みます。
道場の入り口で象のお香の上をまたいで身を清めたら、仏様の前で合掌。
これでようやく写経に入ります。椅子席があるのは助かる~。

半紙の下にお手本を敷いて、上からそれをなぞっていけばいいということで、こりゃ楽勝だわ♪なんて思ったら大間違い。
最初の2行ぐらいまで、なんとか頑張って筆で書いてみたのですが、あまりにもフニャフニャな字になってしまうので、挫折して途中から鉛筆にしました(汗)。
なにしろ筆なんて持つのは中学の書道の授業以来だし、最近は筆どころか鉛筆で字を書くことすらほとんど無いですからねぇ~。

鉛筆になった途端、スピードアップ。
急いで書く必要は全くないし、それよりも一字一字、心をこめて丁寧に書くのが大事だと頭では分かっているのですが、どうしても気がついたら必死に急いでしまってるんです。
日々の仕事で、「急いでやらなくては!」ということがほとんど強迫観念のように自分の体にしみこんでしまっているんですよね。

そんなわけで、ほぼ同じ時間に開始した人がまだ半分も進んでいないのにあっという間に書き終わってしまいました。かかった時間は30~40分程度。
あまりにもあっけなく終わってしまって申し訳ないような気持ちですが、一応納経してきました。

やっぱり下手くそでもいいから、次回からは筆で書こうと思いました。その方が絶対丁寧な気持ちで臨めるし、ありがたさが違うような気がします。

後日、お寺から葉書が届いたんですが、ここでも薬師寺、ウマイな~とちょっと感心しました。
実はこのハガキが無料参拝券になってるんです。しかも納経が各三巻になると「納経集印帳」を贈呈ですって。
なんか普通のお店のクーポンみたいなシステムです(笑)。

何はともあれ、記念すべき第一巻目が無事納経されたということで、これからも続けてみようかなと思っています。
まずは、般若心経を空で唱えられるようになりたい!
by icewine5 | 2007-10-15 00:04 | 仏教