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晩酌を楽しむような気持ちで日々の思いを書き綴りたいと思います。


by icewine5

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高野山東京別院で阿字観体験

先週末、高野山東京別院で前から興味のあった阿字観と茶話会に参加してきました。
阿字観体験、実は今回で2度目なんですが、1回目は少し開始時間に遅れてしまったので、今回がほとんど初めてみたいなもの。

阿字観は、高野山の公式HPによるとこんな風に紹介されています。
「真言瞑想法阿字観(真言禅)は、真言密教の根本教典である「大日経」というお経を典拠にした瞑想法(禅)です。
み仏のいのちと慈悲の心を充分に頂戴する座禅であると共に、私たち人間のあるべき姿を整え、正しい姿勢と心、そして健康に恵まれる修行であります。」

禅宗の座禅もよく知りませんが、一番の違いは自分の目の前におかれた阿字観のお軸に向かって瞑想する点だと思います。

仏教の座禅もヨガもルーツはインドに辿り着くわけだから、当然といえば当然なんですが、呼吸法や瞑想に対する考え方は驚くほどヨガと共通しています。
ちょっと乱暴な言い方かもしれませんが、どちらも一種のイメージトレーニングであって、目に見えない自分の体や頭の中の状態について、いかに想像力を働かすことができるか、ということかなと、2回参加してなんとなく感じました。

周囲の全てがもの珍しく、他の参加者の方々の作法を見よう見真似でやってみたんですが、覚えている限りの様子を振り返ってみます。



①身を清めて、阿字観軸の前へ。
本堂に入ると、まずお香で身を清めて、ずらっと並んだ阿字観のお軸の前に座ります。
この軸には、お月様とその中に蓮の花とサンスクリット語の「阿」の字が描かれています。なんで「阿字観」なのか、これで納得。
開始前にはほぼ全てのお軸の前が参加者で埋まりました。総勢50~60名ぐらい。
先日、薬師寺東京別院で法話を聴いた時は9割がた年配者でしたが、阿字観は老若男女、様々な年代の人だったのが予想外です。

②瞑想前の説明
10時ぴったりに瞑想の指導をして下さるお坊さんが入室され、最初に座り方から合掌の仕方、呼吸法まで全て説明してくれます。
瞑想も全てお坊さんの誘導に従ってやっていけばいいので、初心者でも安心して入っていくことができました。

③礼拝
正座して、額を床につけ、親指と人差し指を輪にして礼拝。指で輪をつくるのはヨガの瞑想の時と同じです。
起き上がって合掌し、ゆっくり立ち上がって礼拝。これを何度か繰り返して、心拍数を上げるのだそうです。

④姿勢づくり
次に瞑想のための姿勢づくり。
阿字観の場合、あまり無理をしないように楽な姿勢をとるので、いいのだそうです。
目の前の掛け軸を見易い位置の設定にして、一番座りやすい体勢を全員が準備できるまで待ってくれます。
両手を組んで頭の位置も調節して、準備OK。

⑤般若心経を唱える。
説明によると、文字で一生懸命覚えようとするよりも耳から聴いて自然に覚えるのが一番いいのだそう。
とりあえず、分からなくても声だけ出していればいいとのことで、私もなんとなく聞き覚えのある箇所以外は口の中でゴニョゴニョごまかしていました。
確かに頻繁に聞いていれば、意外と簡単に覚えられそうな感じです。

ただ、般若心経に続いて、真言宗の呪文のようなのを唱えるんですが、それはサッパリ分からず・・・

⑥発声
呼吸を吐きながら全員で「あ~」の発声。(もしかしたら、お経よりもこっちが先だったかも?)

⑦お軸の中のお月様に向かって呼吸
体の中の空気を全て目の前のお月様に向かって吐き出し、今度はお月様の方から清浄な空気を体の隅々まで吸い込む、という循環を繰り返し続けます。
結構、これを意識しながらやるのが難しい。
でも、眠くなったら寝てしまっても構わないんだそうです。そんな所が、想像していた座禅とは全然違う!

⑧瞑想
ここからは、慣れない人は聞き流すだけでもいいそうで、お坊さんがイメージを誘導してくれました。
最初に目の前のお月様が自分の体の中に入っていく→それが段々大きくなってお堂の大きさに拡大。→もっと大きくなって境界がなくなるぐらいまで広がる。
しばらくそのままの状態のあと、今度は逆に広がり続けたお月様が徐々に小さくなって、体の中に入り、最後は元の軸に戻っていく。

というのを、お坊さんの言葉に従ってイメージするわけですが、慣れない私はイマイチ分からず・・ちょっとウトウトしかけていました。

瞑想後の浄化された心の状態をそのまま俗世に持ち出すとかえって摩擦を感じるらしいので、今経験したことを全て忘れるための動作を何度か繰り返しました。

⑨礼拝
最後にもう一度、正座して礼拝を繰り返しておしまい。

というわけで、何やら訳がわからないうちに終わってしまいました。
これも何度か経験するうちに、もっとイメージできるようになるのかも?


終了後は別室に移って、指導して下さったお坊さんを囲んでの茶話会がありました。
自由参加で、私のような新参者も気兼ねせず参加させてもらえて、質問も出来たんですが、どうやらこれは阿字観の茶話会ならではの雰囲気らしいです。

高野山東京別院で開催されている日本文化系の会だと、新米者に対して「なんでそこにいるの。」という古株からの圧迫?があるらしいことを、それとなくお坊さんが仄めかしていたのが笑えました。
新米というだけで、常連のオバサマ、お姉様方にチクチクやられる伝統芸能系の雰囲気、なんとなく想像できちゃいます(苦笑)。

話が横道にそれました。
とにかく、阿字観の茶話会はアットホームな雰囲気のなか、仏教関連のお話を色々聞かせてもらえて、面白かったです。
まだまだ分からないことだらけですが、仏教って本当に奥が深い!
もっと探求してみたくなりつつある今日この頃です。
by icewine5 | 2007-10-30 22:31 | 仏教